メンズバック&アクセサリー

07.07.03 UPDATE

ミッシェル・ペリー氏デザインの
ブリーフケースはモダン&スタイリッシュ

 フレンチシューズの最高峰ジェイエムウエストン(1891年、エドワール・ブランシャール氏により仏リモージュにて創業)が婦人靴で高名な人気デザイナー、ミッシェル・ペリー氏を抜擢し、同氏デザインの「ニュークラシック・コレクション」をスタートさせたのは2001年のことだった。この名門が誇るハイクオリティな素材使いと職人による卓越した製靴技術はそのままながら、ロングノーズでシャープなプロポーションの粋な紳士靴は、従来からのベーシックなジェイエムウエストンに目が馴れていた我々を戸惑わせもした。だが、この試みは見事に成功し、多くの新しいウエストン・ファンを生み出した。
  ところで今年2月、同ブランドはペリー氏による初めてのレザーグッズのコレクションをリリースしている。アイテムはビジネスバッグ、ベルト、ウォレットをはじめとする革小物などで、いずれも素材の質感やカラーの魅力が最大限に引き出されたエレガントなデザインを魅力にしている。また、ブランドロゴから選ばれたイタリック体の"O"を象徴的なモチーフにしているのも、このコレクションの特徴といえよう。
  ここでご紹介のアイテムはそうしたもののひとつで、2つマチのフラップ・タイプのブリーフケースである。品あるシボ感と柔らかい手触りの上質なソフトブルレザーを使い、それに裏打ちや内張りを施さずに仕立てることで軽量化が図られており、切り目の美しいコバ磨きなど仕上げも誠に素晴らしい。
  だが、何と言っても印象的なのは、やはり一対のメタルパーツだ。これは前述の「イタリック体の"O"」のモチーフをフラップ留め金具で表現したもので、実はこれらの側面にはレザーストラップを通す穴が設けられているのである。具体的には、フラップを胴にかぶせ、フラップに開られた2カ所の穴に、前胴に取り付けられたそれぞれの金具をはめ込んだ後、各レザーストラップをその金具側面の穴に通すというユニークな仕組みなのだが、同時にこれらがデザインの重要なアクセントにもなっているわけである。ちなみに写真からはわからないが、後胴のオープンポケットはちょうどヨットパーカーのマフポケットのように左右に開口部が設けられた個性的なもので、ここにもペリー氏の卓越したデザインセンスがうかがえる。
  さて、ジェイエムウエストンではこのコレクションの展開により、男のモダンなコーディネートが完成できると提案している。したがってこのブリーフケースの場合も単品での使用のみならず、予算が許すなら、ペリー氏デザインの靴や他のアイテムと組み合わせて楽しみたいのだ。

文:山田 純貴 写真:綿屋 修一

J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)

アイテム:フラップオーバーブリーフケース
モデル名:GRAPHIQUE(グラフィック ブリーフケース)
品番:7572GRB43
外装:ソフトブルレザー
内装:エキストラポケット、およびフラップのライニングはソフトブルレザー。他は一枚仕立てのアンラインド仕様
収納部:メインコンパートメント2室(カードポケット1室、ペンホルダー2室内蔵)、前胴にエキストラポケット1室、後胴にマフポケット1室
メタルパーツ:パラジウム製オーバル型ループ留め(ヘアライン仕上げ×鏡面仕上げのコンビネーション)
ハンドル:ループ型平手タイプ(固定式)
サイズ:W40×H31×D11cm
カラー:ブラック、グレー、ダークブラウンの3色展開
価格:220,500円

お問い合わせ:

ジェイエムウエストン ジャパン
TEL.03-5413-1348