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07.07.25 UPDATE

装いを新たにしたデュオフォールド

 アメリカで生まれた筆記具メーカーとして知られるパーカー。ウィスコンシン州ジェーンズビルで電信技師をしていたジョージ・サッフォード・パーカーが、資金援助を得て1892年にパーカー・ペン・カンパニーを設立したのがその始まりである。パーカーは新しい技術開発に積極的で、1894年には余分なインクを軸内に戻す機能を備えた「ラッキー・カーブ・ペン」を発売する。これは以前開発していたペン芯をさらに改良したものだった。1904年には自動吸入式ペンの特許を取得。1916年には胴軸後部のボタンを押してインクを吸い上げる、いわゆるボタン・フィラー(尻ノック)式の吸入方式を開発している。
 そんな優れた技術から生まれたのが「デュオフォールド」である。1921年に発売され、"ビッグレッド"と呼ばれたこのモデルは、これまでにないオレンジがかった新鮮なカラーと、大型のペン先、耐久性の高さで人気を博し、その後ロングセラーモデルになっている。国際会議における調印式の公式筆記具としても活躍し、最も有名なのは太平洋戦争終結の文書にマッカーサー元帥が使用したことだろう。
 これまで「デュオフォールド」には、その流れを汲む「デュオフォールド・シニア」「デュオフォールド・スペシャル」「デュオフォールド・ジュニア」といった兄弟モデルが登場し、デザインもオレンジだけでなく、カラフルなものも発売されてきた。そして現在「デュオフォールド」のなかで、この伝統を受け継ぎ、魅力に満ちたモデルがこの「デュオフォールド チェック」である。ボディに鮮やかなチェックが配されているのだが、塗装によるデザインではなく、アクリルの断片を組み合わせてチェックを作るという、とても時間のかかる独創的な仕上げなのだ。色はブルー、グリーン、アンバーの3色展開。大きさは写真のセンテニアルと、ひとまわり小さいインターナショナルがある。また今回よりキャップ先端の天冠部分とペン先には、卓越した完成度と自信の象徴である「エース」マークを融合させた、新しい紋章が刻印されている。長い歴史をもつ「デュオフォールド」であるが、このモデルはパーカー史上エポックメイキングなデザインとして名を残すかもしれない。

文:倉野 路凡 写真:綿屋 修一

PARKER(パーカー)

アイテム:万年筆
シリーズ名:デュオフォールド
モデル名:デュオフォールド チェック ブルーPT センテニアル万年筆
胴軸&キャップ素材:アクリライト切削成型仕上げ
ペン先素材:18K エキストラポリッシュドニブ プラチナ装飾仕上げ
インク方式:カートリッジ/コンバーター両用式
サイズ:センテニアル万年筆 全長174mm 軸径13mm、インターナショナル万年筆 全長165mm 軸径10mm
ペン先サイズ:XF〜B
カラー:ブルー、グリーン、アンバー
価格:センテニアル万年筆 6万8250円、インターナショナル万年筆 5万7750円

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