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07.08.02 UPDATE

温もり感漂う、ユニークなプロペラ型クリップ

 1930年にドイツの古都ハイデルベルグで設立したラミー。早くからモダンデザインの筆記具を製造してきた稀有なメーカーだ。なかでも有名なのが「ラミー2000」シリーズだろう。 1966年にバウハウスに影響を受けたデザイナー、ゲルト・ハルト・ミュラーによってデザインされた名作で、これまでにも多くの賞を受賞している。ブラックとシルバーのヘアライン仕上げはいま見ても古さを感じさせない。他の筆記具も同様に、自社専属のデザイナーにこだわることなく、世界中のさまざまな分野のデザイナーとのコラボレーションによって開発されている。たとえば「ラミー サファリ」は「ラミー2000」と並んで同社を代表する名作で、ウルフギャング・ファビアンによってデザインされ、1980年から続くロングセラーモデルである。
 さて、この「ラミー ステュディオ」はハンネス・ヴェットシュタインによってデザインされた、2005年から展開している新しいシリーズで、シンプルさとモダンさが魅力である。シリーズのワンポイントになっているプロペラ型のクリップが、ボディ全体に柔らかな雰囲気を与えている。色はパラジュームコート、マットステンレス、マットブラックにこの春から加わったブルーの4色展開。金属を使ったモダンデザインの筆記具は総じて無感情というか冷たさを感じてしまうものだが、この「ラミー ステュディオ」は温もりが感じられる。プロペラ型クリップも影響しているのだが、とくに淡いゴールド色のパラジュームコートのモデルはとても優しい雰囲気に包まれている。それでいて高級感もあるのだから、やはりデザインが優れているということだろう。ここ数年のラミーの筆記具の中でひときわ優れているシリーズだ。

文:倉野 路凡 写真:綿屋 修一

LAMY(ラミー)

アイテム:万年筆
シリーズ名:ラミー ステュディオ
ボディ&キャップ素材:ステンレス
ペン先:パラジュームコート/14K一部プラチナ仕上げ、マットステンレス、マットブラック、ブルー/ステンレススチール
ペン先サイズ:EF(極細)、F(細字)、M(中字)、B(太字)
カラー:パラジュームコート、マットステンレス、マットブラック、ブルー
製造国:ドイツ
発売年月:2005年
価格:2万1000円(パラジュームコート)、1万2600円(マットステンレス、マットブラック、ブルー)

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