メンズバック&アクセサリー

07.11.20 UPDATE

あえてベーシックなスーツスタイルに
合わせて控えめセクシーに

 エンボス(型押し)レザーが今シーズン、ちょっとしたトレンドだ。この1年あまり、バッグや小物などの新作を俯瞰すると、ワニ革を模したものやシュリンク調、グレイン調といった伝統的パターンはもちろん、モノググラムなど独自パターンのエンボスレザーも多く目につく。なにしろ革それ自体に自己主張があるため、こうした素材を使えば自ずと個性的な製品が出来上がるわけで、他の製品との有効な差別化にもなる。
  とりわけ2006年の秋冬からア・テストーニ(1929年、伊ボローニャにてアメディオ・テストーニ氏により創業)が展開している「ニド ダペ」シリーズに使われている革などは、最近登場したエンボスレザーの中でも傑作といっていい素材だろう。シリーズ名にもなっている「ニド ダペ カーフ」の「NIDO D'APE」とはイタリア語で「蜂の巣」の意味で、その名のとおり「ニド ダペ カーフ」は蜂の巣を思わせるハニカム・パターンが施されたエンボスカーフなのである。同ブランドが2006年の春夏から起用している新デザインチームの発想から生み出された、この素材は過剰に思えるが、実は意外にもほどよくグラマラスながら、ビジネスアイテムに採用しても違和感のない端正な趣があるのだ。
  写真は同シリーズの1作で、コンビネーションロックキー搭載のフラップブリーフケースである。確かに目にした当初は大変インパクトがあるが、しばらくすると不思議と違和感がなくなり、 六角形パターンの整然とした配列がシングルマチのスリムなボディと相まって、この鞄をよりスタイリッシュに見せていることに気づく。しかもボディやフラップにクッション材を入れ、わずかに丸みを持たせているためエレガントにも見えるのだ。また、非常にユニークなコの字形の金具に支持されたハンドルにもクッション性があり、しかも心持ち太くしてあるため、大変握り心地もいいのだ。
  「ちょっと個性的すぎるのでは?」と抵抗感を持たれる方も少なくないだろう。しかし、ビジネススタイルがカジュアル化しつつある昨今ゆえ、この「ニド ダペ」のブリーフケースをスーツスタイルのアクセントにしてみるのもなかなかに楽しかろう。また、たとえば、ごくベーシックなスーツスタイルにあえてこのグラマラスな鞄を合わせれば、ただこれだけで俄然、着こなしに男の色気が加わり、子女からの注目度がアップするに違いない。

文:山田 純貴 写真:綿屋 修一

a.testoni (ア・テストーニ)

アイテム: フラップオーバーブリーフケース
シリーズ名: NIDO D'APE(ニド ダペ)
品番: BU.08046
外装: ニド ダペ カーフ ※ハニカム・パターンのエンボス加工
内装: コットン×ナイロンの混紡地(ブランドロゴ入り)
収納部: メインコンパートメント1室(ジップポケット1室、カードポケット1室、ペンホルダー1室内蔵)、フロントオープンブリーフポケット1室
メタルパーツ: ニッケル鏡面仕上げ。フラップ留め金具は3桁コンビネーションロックキー内蔵横引き式ダイヤル錠
サイズ: W42×H29×D11.5cm
カラー: ブラックのみ
価格: 19万3200円

お問い合わせ:

ア・テストーニ 銀座本店
TEL.03-3575-8025
http://www.testoni.com/
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