アクセサリー

08.04.28 UPDATE

お洒落&軽量ながら、普段使いにも1泊の出張にも対応!

 この十数年間のビジネスバッグのトレンドを振り返ると、'90年代はナイロンブリーフ全盛の時代で、その後、コットン×レザーのコンビ系が注目されたが、この数年間は革鞄が復権。ことに「革鞄=重い」というイメージを変える薄マチのレザーブリーフケースがしばしば話題に。それらは第一に軽さが魅力なのだけれど、薄マチであるぶん、見た目にスタイリッシュで、したがって昨今のネイビー系やストライプ系のシャープなスーツともよくマッチするのだ。
 いっぽう、昨年あたりから目立ってきたのが、2室以上のコンパートメントを装備するマチ幅のあるブリーフケース。しかも、それらのほとんどはレザー×ナイロンのコンビだ。やはり「薄マチでは容量不足」と感じるビジネスマンが少なくないのだろう。「重いのはいやだし、でも、革の魅力は捨て難い」となれば、必然的にレザー×ナイロン製にいきつく。しかも「2室以上」という条件もポイントで、デイリーで使えるのはもちろん、1泊程度の出張にも対応して欲しいから、1室に書類やモバイルなどを収め、もう1室に着替えのシャツを、といった仕分けできる2室以上が重宝なのである。
 そうしたわけで、今季はさまざまなブランドがこれら厚マチのコンビブリーフに注力しているのだけれど、そんななか、ビームスで発見したのが写真のボンファンティだ。
 1945年、伊ミラノ近郊で創業されたボンファンティ・ボルセ社はさまざまな素材を巧みに駆使できる実力派のバッグメーカー。そのオリジナルブランドであるボンファンティは、実は女性の間ではよく知られている存在で、ことにニットやフエルト、ツイードといったファブリックに革を組み合わせた、遊び心のあるキュートなハンドバッグやトートなどで人気だ。いっぽう、まだ日本では馴染みの薄いメンズは、イタリアデザインらしいシャープで洗練されたイメージが魅力。レディスとは全く異なるアプローチでデザインされたコレクションが展開されているのである。
 写真のブリーフケースもそうしたアイテムのひとつだ。しかも軽量化のためだろうか、前・後ろ身頃やハンドルなどにソフトで風合いに富んだ革を使いつつも、マチをエレガントな高密度ナイロンに。また、旬な2コンパートメントながら、ちょうど2個の薄マチブリーフケースを双胴船のようにつなぎあわせた構造がユニークで、とても新鮮なのだ。そして、実はその連結部分が第3のコンパートメントにもなっている。前・後のコンパートメントはジップ半開式なのだけれど、このセンターのコンパートメントはオープン(投げ込み)式なので、たとえば移動中などにクイックに出し入れしたい雑誌や新聞などの収納に便利なのではないだろうか。
 基本的にとてもシンプルな鞄だけれど、たからこそ工夫次第で自分仕様にもできるわけだし、容量も1泊程度の出張なら十分。そのうえとても軽く、だが、しっかりと自立してくれるというのも嬉しい点だ。また、デザインはいまどき感があって、個性的で洒落度も高いが、決して行き過ぎていない絶妙のあんばい。若いビジネスマンにもミドルエイジ以上のエグゼクティブにも違和感なく使えるグッドデザインといえるだろう。

文:山田 純貴 写真:綿屋 修一

BONFANTI(ボンファンティ)

アイテム:ダブルルーム・ブリーフケース
品名:VIA SENATO(ヴィア セナート)
品番:822600
外装:ソフトスムースレザー×高密度ナイロン
内装:コットン(一部ナイロン)
収納部:メインコンパートメント2室(ジップ半開式。ジップポケット1室、オープンポケット1室、ベンホルダー2本分を内蔵)、オープン式センターポケット1室
カラー:ブラック、キャメルの2色展開
製造国:イタリア
価格:5万6700円

お問合せ:
ビームス ハウス TEL.03-5220-8686
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