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08.01.08 UPDATE

べっ甲柄ハンドルがもたらす、このレトロな
佇まいが今、とても新鮮に見えるのだ!

 どんな鞄を使っても、内部に砂やホコリが入り込んで書類などを汚してしまうことに不満を感じていた米国人技師アール・P.ハリバートン・シニア氏が航空機の機体に使用されている特殊アルミ合金を使い、密閉性と耐久性に優れたケースを開発したことがゼロハリバートンの事始めである。このケースは同氏の知人たちにも大好評で、頼まれて作っているうちに注文が追いつかないまでになり、ついに1938年、本格生産を開始することとなる。また、1956年にはカルフォルニア州バーバンクに工場も開設。ゼロ・コーポレーション傘下に入った翌年の1969年、NASAからの依頼を受け、標準モデルの内側を改造した月面採取標本格納器を製作したところ、同年、アポロ11号による人類初の有人月着陸ミッションにおいて採取された月の石がその格納器に収納され、地球に届けられたというエピソードも有名だ。
  ちなみにゼロハリバートン社は2006年12月に日本の鞄メーカー大手であるエース社の傘下に入っており、来る2008年2月1日には東京・銀座8丁目花椿通り沿いに、日本におけるフラッグシップショップ「ゼロハリバートン銀座店」もオープンする。加えてこの2008年はブランド創立70周年という記念の年に当たることもあって、ゼロハリバートンに対する注目度はいやがおうにも高まるにちがいない。
  そんな記念の年に向けたアイテムとしてすでに展開中なのが、写真の日本別注による限定モデル「JSE3-HSI」である。これは「スリムラインコレクション」の人気モデル「SE3(スリムラインアタッシェ)」のボディをベースに、そこに独自のディテールを取り入れたもので、その最大の特長は1940年代にハリバートンが採用した本べっ甲製ハンドルの風合いを模し、且つそのデザインを復元したべっ甲柄のアクリルハンドルが取り付けられている点にある。この味わいあるハンドルの採用により、ひたすらハードでクールに見えるゼロハリバートンに控えめな優しさや暖かみが加わり、結果、若い層にはもちろん、ミドルエイジ以上のジェントルマンにも違和感なく使用できる落ち着きある佇まいとなった。また、ロックにはなんともレトロなシリンダーロックを採用。ラッチも現在「Eシリーズ」に使用されているドロウボルト・ラッチと呼ばれ、この日本限定モデルにはどこかノスタルジックな表情がもたらされているである。
  歴史的エピソードに加え、その優れた堅牢性や耐久性、スタイリッシュなスタイリングなどが支持され多くのファンをもつゼロハリバートンだが、この「JSE3-HSI」にはレギュラーモデルはない味わいがあり、大変好もしく見える。しかも渋く風格あるルックスゆえ、末長く使い続けることもできる点も嬉しい。加えて、わずか150個のみの生産と聞けば、その希少性も気になるところ。なにしろ他のゼロハリ・マニアからの注目度もハンパではなさそうだ。

文:山田 純貴 写真:綿屋 修一

ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)

アイテム: アタッシェケース
モデル番号: JSE3-HSI
品番: 95755-05
外装: アルミニウム合金製
収納部: 全開式コンパートメント内にブリーフポケット2室、マチ付きオープンポケット1室、マチ付きフラップポケット2室、カードポケット2室、ペンループ2本分を装備
ハンドル: アクリル製(べっ甲調)
ロックキー: シリンダーロック
ラッチ: ドロウボルト・ラッチ
サイズ: W41×H28×D8cm
重量: 2.3kg
カラー: シルバーのみ
製造国: アメリカ
発売日: 2007年11月
生産数: 150個(日本限定展開)
価格: 6万5100円

ゼロハリバートンカスタマーサービス
TEL.0120-729-007