アクセサリー

08.09.19 UPDATE

ギヨシェ・ダイヤルが凝縮した、
クラフトマンシップ溢れるカフリンクス

ブレゲはご存知のように18世紀に活躍した天才時計師アブラアン-ルイ・ブレゲによって1775年に創業したブランドである。彼はヴェルサイユ宮殿に集まる王侯貴族御用達の時計師だったが、生涯多くの機構の開発に威力を注いだ。トゥールビヨンをはじめ永久カレンダーやルビー式シリンダー脱進機など、どれもその後の時計史を大きく変える発明ばかりである。また、スイスの時計職人ペルレが考案した自動巻き機構を実用化したのも彼である。もっとも知られているのはルイ16世の王妃マリー・アントワネットから依頼を受けて製作した懐中時計だろう。自動巻き、永久カレンダー、ミニッツリピーターといった複雑な機構を搭載した最高傑作である。実際にはブレゲの死後、息子によって完成している。
そんな天才時計師の流れを汲む現在のブレゲの腕時計を見ると、高精度ムーブメントはもちろんのこと、ブルースチールのブレゲ針やブレゲ数字、そしてギヨシェ彫りの文字盤が特徴となっている。むしろ古典的であるが一目見ればブレゲブランドとすぐわかるオリジナリティはさすがである。とくにギヨシェ彫りは熟練技術をもつ職人が手作業で行うもので、0.1mmの正確さを要する精緻な世界なのである。
さて、これらのブレゲの特徴をカフリンクスに映したのが2006年末から展開するブレゲ「カフリンクス」コレクションだ。写真のものはブレゲ ブティック銀座でのみ販売される「ギヨシェ・ダイヤル」カフリンクスで、なんと腕時計の文字盤の一部が使用されている。凹凸のあるギヨシェ彫りやスモールセコンドの数字など、まさに腕時計が凝縮した感じだ。細かなところではブレゲが得意とする装飾のひとつコインエッジが側面に生かされている。
最近ではムーブメントをそのままカフリンクスにしているブランドもあるが、どこか奇をてらった感じがする。やはり文字盤のほうが上品で洗練された印象が残る。素材は18Kホワイトゴールドの他に18Kイエローゴールド、18Kホワイトゴールドにダイヤモンドをあしらったタイプが用意されている。ブレゲの腕時計を愛用している人も、いつかはブレゲと思っている人にもおすすめできる、クラフトマンシップ溢れるカフリンクスである。

文:倉野 路凡 写真:平野 多聞

Breguet(ブレゲ)

アイテム:カフリンクス
モデル名:「ギヨシェ・ダイヤル」カフリンクス
素材:18Kホワイトゴールド
その他:ブレゲ ブティック銀座でのみ販売されるブティック限定モデル
価格:77万7000円

お問合せ:
スウォッチ グループ ジャパン ブレゲ ブティック銀座
TEL.03-6254-7211