アクセサリー

08.12.17 UPDATE

万年筆を常用する愛好家におすすめ
ピストン式のドルチェビータの新作

 デルタは「ナポリを見て死ね」という言葉があるほど、風光明媚なことで知られる南イタリアのナポリ近郊にあるパレーテで1982年に誕生しました。比較的新しい筆記具メーカーではあるものの、目指しているのは南イタリアの伝統職人(アルチザン)による最高水準の製品作り。金、銀、セルロイド、そして特殊レジンなど最高の素材にこだわり、イタリアらしい洗練されたデザインと色使いで、デルタならではの世界を作り出しています。
 また、サイドレバー式のインク吸入システムや、先端の小さな車輪がくるくる回り服のポケットを傷めないローリングウィール(車輪)クリップなど、独自に開発したシステムの採用などでも高い評価を得ています。1994年にナポリで開催された「G-7サミット(先進国首脳会議)」では、各国首脳の調印式にもデルタの万年筆が使用されています。
 デルタを代表するアイテムといえば、テーラーメイド・イン・イタリーがコンセプトの「ドルチェビータ」。大理石のような模様が浮かび上がるオレンジの軸が特徴的ですが、これは南イタリアの太陽をいっぱいに浴びた、鮮やかなオレンジをイメージした特注レジン(樹脂)のブロックを、1本1本丁寧に削り出してハンドメイドで作り上げています。ドルチェビータとはイタリア語で甘い誘惑という意味ですが、万年筆愛好家を魅了してやまない美しさを持っています。
 そのドルチェビータに新しいコレクション「ドルチェビータ・ピストン・フィリング」が加わりました。従来のサイドレバー式インク吸入システムではなく、尻軸のキャップを外し、ネジを回してインクを吸入するピストン式を採用しています。サイズはドルチェビータ・ミディアムより少し太めで重量感があり、吸入できるインクの量も従来のコンバーター使用モデルが約0.8ml入るのに対し、約1.1mlと増えています。インクの残量がボディから見えるので、インク切れの心配もありません。
 万年筆を本格的に筆記具として愛用する人たちに、ぜひともおすすめしたい1本です。

文:有澤 隆 写真:平野 多聞

DELTA(デルタ)

アイテム:万年筆
シリーズ名:ドルチェビータ・ピストン・フィリング
胴軸素材:レジン、シルバー925
ペン先:14K
機能:ピストン式
サイズ:長さ140mm、太さ20mm(クリップ含む)
製造国:イタリア
価格:8万9250円

お問合せ:
ダイヤモンド
TEL.03-3831-0469
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