アクセサリー

09.02.17 UPDATE

アール・デコのエレガントなデザイン
樹脂を採用したヤード・オ・レッドの新作

YARD・O・LED(ヤード・オ・レッド)

 職人の手作りによるスターリングシルバー製のボディ。直径1.18ミリの太い芯。ヤード・オ・レッドといえばシャープペンシルを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。それもそのはず。ヤード・オ・レッドというネーミングの由来が、3インチの長さの芯を12本備えた繰り出し式のペンシルを発明したことからきているのです。1ヤードは36インチですから、12本の芯の長さの合計が1ヤードになるというわけです。ちなみに1ヤードは約90センチです。
 ヤード・オ・レッドの正式な設立は1934年とされていますが、創業は1822年にまで遡るイギリスの老舗筆記具メーカーです。創業以来スターリングシルバーのボディにこだわり続けてきましたが、新作の「アストリア」(Astoria)では樹脂(レジン)を大胆に使用しています。これが何といっても最大の特徴といえるでしょう。
 しかも、その樹脂ボディはブラックとアイボリーの斑模様。ソフトな卵の殻を彷彿させるような温かみと豊かさも感じさせてくれます。このブラックとアイボリーの斑模様の美しさが、純度検証刻印付のスターリングシルバーと見事なハーモニーを奏でています。
 全体のデザインは1910年代半ばから1930年代にかけて流行したエレガントなアール・デコ調で、ヤード・オ・レッドの伝統を受け継いだクラシックな雰囲気をたたえています。なかでもクリップは多くのヤード・オ・レッドの作品と共通で、素材はもちろんスターリングシルバーです。また、天ビスにヤード・オ・レッドのYのアイコンが付いているのもすでにおなじみになっています。
 アストリアには万年筆、ボールペン、ペンシルの3種類が揃っていますが、まだヤード・オ・レッドが手元にないという人には、やはりペンシルをおすすめしたくなります。他にはない独特の太い芯が、今まで体験したことのない世界へといざなってくれることでしょう。従来のヤード・オ・レッドとはひと味違ったアストリアの魅力を、ご自分の目と手で確かめてみてください。

文:有澤 隆 写真:平野 多聞

YARD・O・LED(ヤード・オ・レッド)

アイテム:シャープペンシル
シリーズ名:アストリア
胴軸素材:レジン(樹脂)、スターリングシルバー
クリップ・トリム:スターリングシルバー
機能:ツイスト式
サイズ:139 mm
製造国:イギリス
価格:4万8000円

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日本万年筆
TEL.03-3388-8611