アクセサリー

09.04.15 UPDATE

水面に生じたさざ波をモチーフにした
ビスコンティのスタイリッシュな新作

VISCONTI(ビスコンティ)

 静かな水面に小石を投げ入れたときに生まれるさざ波の波紋のように、連続する波状弧をデザインモチーフにしたビスコンティのリップルシリーズに、新作「Ripple Black Silver(リップル ブラック シルバー)がラインナップされました。ブラックに覆われたスターリングシルバーが描き出すさざ波の紋様の間からは、繊細な彩と輝きを持つマザーオブパールレジンを使用したボディ素材が顔をのぞかせていますが、光の当たる角度によって表情に微妙な変化が生まれます。
 素材の特徴と、色彩の変化を巧みに取り入れたリップル ブラック シルバーが描き出すこの波紋は、次から次へと連なりながら波状的に広がっていく人間の思考にも通じるものがあるかのようです。また、広がったかと思う間もなく消えていくさざ波は、日々の生活で繰り返されるささやかな出来事のように、すぐに記憶から消え去ってしまうものかもしれません。けれども、そうした小さな出来事が連綿としてつながり、そして重なっていくのが人々の生涯であり、それもこの波紋に似ているのかもしれません。
 リップル ブラック シルバーには、連綿と続いていく人生の小さな「さざ波」を書き留めて欲しいという、ビスコンティからのメッセージが込められているのかもしれません。
 1988年にイタリア・フィレンツェで創立した当初、ビスコンティは万年筆の黄金時代といわれる1950年代から1960年代と同じようにセルロイドを用いて、黒の単色ボディが主流になっていた万年筆の世界に旋風を巻き起こしました。現在はセルロイドではなく、ビスコンティ独自の技術で開発した素材を用いていますが、その質感や色彩はセルロイドに勝るとも劣りません。リップル ブラック シルバーに用いられているマザーオブパールレジンもそのひとつです。
 幾何学的な波状弧が施されたシャープでスタイリッシュなデザインが特徴的なリップルですが、握りの感触や重量バランスのよさ、そしてもちろん書き心地にもさすがビスコンティと思わせるものがあります。ビジネスやプライベートでの人生のさざ波を、リップルで書き留めてみてはいかがでしょうか。

文:有澤 隆 写真:平野 多聞

VISCONTI(ビスコンティ)

アイテム:万年筆
シリーズ名:Ripple(リップル)
胴軸素材:マザーオブパールレジン、スターリングシルバー
ペン先:18K
機能:コンバーター式
サイズ:148mm
製造国:イタリア
価格:15万7500円

お問合せ:
DKSHジャパン
TEL.03-5441-4515