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09.04.22 UPDATE

シリア北部の古代遺跡テル・ハラフを発見し
傑出した功績を残した考古学者を讃えた傑作

MONTBLANC(モンブラン)

 モンブランが1992年から毎年発表している「特別限定品 パトロンシリーズ」の2009年モデルが発売されました。パトロンシリーズは文化・芸術に偉大な功績を残した人々に敬意を表して発表されているシリーズですが、2009年モデルはドイツ人外交官で考古学者のマックス・フォン・オッペンハイム男爵の功績をたたえた作品です。
 オッペンハイム男爵の名は日本ではあまり知られていないかもしれませんが、彼は1899にシリア北部でテル・ハラフ遺跡を発見し、1911年から1913年にかけてと、1929年の二度にわたり発掘を行いました。テル・ハラフ遺跡は紀元前6000年にまで遡る新石器時代の遺跡で、そこからは幾何学模様や動物模様が描かれ、釉薬の塗られた陶器が見つかっていることから、そうした特徴のある新石器文化はハラフ文化と呼ばれるようになりました。
 オッペンハイム男爵は発見された遺物の多くをベルリンに持ち帰りテル・ハラフ博物館を設立しましたが、この博物館と、4万点に及ぶ蔵書、そしてイスラムの写本コレクションを収蔵した図書館のある東洋学研究所は、当時では有数の文化展示施設のひとつになりました。けれども残念なことに、そのほとんどは第2次世界大戦のベルリン大空襲で破壊されてしまいました。これは中近東考古学史上における最悪の損失のひとつとされていていますが、損傷した異物の修復がベルガモン博物館で行われています。
 パトロンシリーズの「マックス・フォン・オッペンハイム」は東方のモスクのドームをイメージしたシェイプを持ち、スターリングシルバーのボディとキャップに中東の装飾とフレスコ模様を彷彿とさせる淡いグレーのラッカーが施されています。そしてゴールド仕上げのリングはハラフ文化の特徴的なデザインとレリーフ、ペン先は細かく刻まれたベドゥインのモチーフで装飾されています。
 製作本数は4810本。これはヨーロッパの最高峰モンブランの標高にちなんだもので、パトロンシリーズの特徴のひとつにもなっています。パトロンシリーズの「マックス・フォン・オッペンハイム」を手にするとき、誰もがマックス・フォン・オッペンハイムの功績、そして古代への夢とロマンに思いを馳せることでしょう。

文:有澤 隆 写真:平野 多聞

MONTBLANC(モンブラン)

アイテム:万年筆
シリーズ名:モンブラン特別限定品 パトロンシリーズ2009「Max von Oppenheim 4810」
同軸素材:スターリングシルバーに半透明 グレー プレシャス・ラッカー
ペン先:18K(ベドゥインのモチーフ装飾)
機能:コンバーター式
製造国:ドイツ
価格:31万800円

お問合せ:
モンブラン・カスタマーコンタクトセンター
TEL.03-5214-4810
http://www.montblanc.co.jp/