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09.05.27 UPDATE

ムンクの「叫び」を装飾に用いた
ビスコンティの最新アートコレクション

VISCONTI(ビスコンティ)

有名な絵画をあしらった万年筆が登場しました。ビスコンティから発売された「ザ・ムンク」です。そこにはなんと、エドヴァルド・ムンクの「叫び」の絵の、奇妙とも思える人物が忠実に再現されています。アーティストをネーミングに持つモデルでは、すでにビスコンティからは「ヴァン・ゴッホ」シリーズが発売されていますが、これはあくまでもゴッホのイメージを装飾に取り入れたもの。絵のモチーフをそのまま万年筆の装飾に用いたのはザ・ムンクが初めてかもしれません。
ノルウェー出身のムンクが「叫び」などで有名になったのは19世紀の終わり頃であるため、かなり昔の画家のように思われていることも多いようですが、実際には第2次世界大戦中まで活躍していました。ムンクの絵は独特のタッチと色彩で人々を惹きつけていますが、「叫び」は人間の不安定な感情を表現しているものといわれています。ビスコンティがこの絵を採用したのは、繁栄の中にも不安が充満している21世紀の社会に対する風刺であるとともに、必ず訪れるであろう明るい未来に向かって力強く叫びをあげようというメッセージでもあるかのようです。
ザ・ムンクの装飾には、ドライポイントエングレービングという技法が用いられています。これはスターリングシルバーのボディにラッカー塗装を施し、そこに彫刻を描いていくもので、表面のラッカー塗装のなかにシルバーの「絵」が浮き上がってきます。こうした斬新な技法を万年筆に採用しているのもビスコンティならでは魅力といえるかもしれません。
また、クリップの形状が「叫び」の人物を思わせるようなデザインになっています。これもまた、ビスコンティらしいアイディアといえるでしょう。
ムンクの実物の絵画を目にする機会はなくても、ザ・ムンクを持つことでそのメッセージを受け取ることができるかもしれません。アートに関心が高いペンコレクターには見逃すことのできない秀作でしょう。

文:有澤 隆 写真:平野 多聞

VISCONTI(ビスコンティ)

アイテム:万年筆
シリーズ名:The Munch(ザ・ムンク)
胴軸素材:スターリングシルバー、ブラックレジン
ペン先:14K
機能:吸入式
サイズ:140 mm
製造国:イタリア
価格:12万6000円

お問合せ:
DKSHジャパン
TEL.03-5441-4515

※この情報は、2009年5月27日の情報です。