アクセサリー

09.10.07 UPDATE

ボタン・フィラー機構を復刻した
デルタの最新限定コレクション

DELTA(デルタ)

デルタの新作「ラス・メニーナス」は、2つの大きな特徴を備えています。どちらも日本人にはなじみが薄いといっていいものですが、そのひとつはネーミングのラス・メニーナスです。ラス・メニーナス(女官たち)は、17世紀バロック期のスペインの画家で、スペイン絵画の黄金時代を代表する巨匠ディエゴ・ベラスケス(1599-1660年)の最高傑作のひとつです。ベラスケスは当時のスペイン国王フェリペ4世の庇護の下に宮廷画家として活躍。ラス・メニーナス(女官たち)には、キャンバスに描かれた鏡のなかにフェリペ4世夫妻もぼんやりと写し出されています。
なお、ベラスケスのラス・メニーナス(女官たち)はフェリペ4世の王女マルガリータを中心に描いたもので、デルタのラス・メニーナスにも、ベラスケスが描いたマルガリータが銀製のポートレートとして胴軸の中心に埋め込まれています。
ラス・メニーナスのもうひとつの特徴は、1900年初頭にさまざまなメーカーが採用していたインクの吸入方式「ボタン・フィラー」機構が、スペシャルバージョンとデモンストレーターモデルに用いられていることです。ボタン・フィラー機構はサイドレバー式を改良した機構として登場したようですが、間もなく姿を消してしまい、現在ではほとんど目にすることがありません。一方、サイドレバー式は現在でもクラシックな雰囲気を持った万年筆に用いられていますが……。
デルタのラス・メニーナスに採用されているボタン・フィラー機構は、ボディのエンドにあるキャップを外すと現れるボタンを押しながら、ペン先をインクボトルに入れてボタンを戻します。すると瞬時にインクが吸入されるという仕組みです。
デモンストレーターモデルには、ボタン・フィラー機構がよくわかるように、胴軸素材に透明なレジンが用いられていて、この独特のインク吸入方式を見ているだけでも楽しくなってきそうです。製造本数はラス・メニーナス(女官たち)が制作された1656年にちなんで656本。「書く」「鑑賞する」「機構を楽しむ」を同時に味わえるラス・メニーナスを、この機会にコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。

文:有澤 隆 写真:笠井 修

ボタン・フィラー機構のボタンは、ボディエンドにあるキャップを外すと現れます。

DELTA(デルタ)

アイテム:万年筆
シリーズ名:ラス・メニーナス 限定コレクション
胴軸素材:レジン、シルバー925
ペン先:18K
機構:ボタン・フィラー式
サイズ:140mm(収納時)/165mm(筆記時)
製造国:イタリア
価格:10万5000円

お問合せ:
ダイヤモンド
TEL.03-3831-0469
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※この情報は、2009年10月7日の情報です。