アクセサリー

10.02.10 UPDATE

文字を書くための道具を超えて
ファッション志向を高めた万年筆

Recife(レシーフ)

レシーフは1985年に、ステファン・アーナルとレオ・スマーガというフランス人デザイナーが意気投合して設立したブランドです。筆記具のほかにも、ファッショナブルなレザーコレクションやアクセサリー、腕時計、香水などを手がけています。
日本ではあまり知られていませんが、アーナルの祖父であるコンスタンタン・サマールは1930年にパリ近郊のヴァンセンヌにバッグ製作の工房を開き、1935年に特殊なコーティングを施した布製のトートバッグを発売しました。そして翌年にはビーチバッグを発売。いずれも上流階級向けの高級バッグではなく、庶民がショッピングやレジャーに手軽に利用できるものとして人気を博し、その名を知られるようになりました。その後は馬具用のサドルレザーを使用した旅行用トランクやバッグなどのヒット商品を次々と開発して業績を伸ばしていきました。
レシーフはフランス特有といえる保守的で伝統を重んじる体質を否定し、斬新でユニークな発想による素材選びやデザインが特徴ですが、その製品づくりを支える技術には、コンスタンタン・サマールからステファン・アーナルまで、3代にわたって培われてきた職人技が脈々と流れ続けているのです。
葉巻のような形状をしたブラックプレキシーは、ブラックレジンのボディにレーザーカットでベーシックストライプ、チェック、ウェーブなどの繊細な紋様を施しているシックな雰囲気を持ったモデルです。文字と書く道具とは一線を画し、ファッション的な志向を取り入れたレシーフらしい作品といえますが、一方で、ボディに施された彫り紋様は指先にしっくりとなじみ、グリップ感覚を向上させるという役割も担っています。ファッション志向を重視しながらも、実用性もしっかりと捉えているのも、レシーフならではといえるかもしれません。
ベーシックな装いのなかに、ひと味違ったおしゃれを取り込む。そんな大人のための万年筆として、レシーフのブラックプレキシーを手にしてみてはいかがでしょうか。

文:有澤 隆 写真:笠井 修

Recife(レシーフ)

シリーズ名:ブラックプレキシー
胴軸素材:レジン
製造国:フランス
価格:万年筆 16800円 / ボールペン 13650円

お問合せ:
銀座吉田株式会社
http://www.ginzayoshida.co.jp

※この情報は、2010年2月10日の情報です。