アクセサリー

10.03.10 UPDATE

1930年代のアンティーク調を再現した
最上級の卓上アクセサリーが書斎を彩る

El Casco(エル・カスコ)

オフィスではボールペンやシャープペンシル、あるいはパソコンが主流となっている今、鉛筆削りはちょっと懐かしさを感じる文房具かもしれません。かつては作家にも鉛筆を常用していた人がいたようです。毎朝、鉛筆を削って机に並べるのが妻の役目だったという話を聞いたことがあります。
エル・カスコの鉛筆削りは懐かしさのさらに向こう側、レトロの世界からやってきた雰囲気をいっぱいに漂わせています。それもそのはず、エル・カスコは1920年にスペインのバスクにあるエイバーという町で、ピストルなどの小火器を製造する企業として創業したものの、1929年の大恐慌の影響でその技術とノウハウを駆使して高級卓上アクセサリー製造を専門とする企業へと転身。1934年には現在でも主力アイテムでとなっている、パテントも取得したM-5などのステープラー製造で成功を収めました。1976年には専属のプロダクトデザイナーを迎え、鉛筆削り、セロハンテープディスペンサー、ペーパー・ウエイトなどをアイテムに加えています。今では卓上アクセサリーの老舗メーカーとして、最上級の同意語で世界中にしられるようになりました。
その製品の特徴は、1930年代のアンティーク調の雰囲気を再現しているところにあります。そうしたレプリカ製品を今も販売し続ける唯一のブランドとしても知られていて、「充実したライフスタイルを演出してくれる逸品」を作り続けています。
写真の鉛筆削り、すなわちペンシルシャープナーの使い方は現在の一般的な鉛筆削りとほぼ同じですが、鉛筆を差し込む部分が固定されていて引っ張り出せません。そのため鉛筆を自動的に送り込むことができないため、適度に押し込んでいかなければなりません。そのため、削り具合は天窓から覗きながら確かめます。その代わりといっては何ですが、鉛筆の芯を短めにするとか、長めにするとかのシェープニングスタイルを、回転レバーの回転軸のところにある「つまみ」を調節して決めることができます。削りかすは下にあるケースに収められますが、そのケースにはヤスリが付いているので、芯をさらに研ぎすますことができるようになっています。
ずっしりと重く安定感があり、重厚感にあふれた仕上がりは、高級卓上アクセサリーと呼ぶにふさわしい鉛筆削りです。この商品に限らず、エル・カスコの製品はすべて6回以上手作業で磨かれ、3種類のメタルでメッキされているだけでなく、その工程でも環境に配慮した対応がとられているのです。
筆記具だけでなく、こうした卓上アクセサリーにもちょっぴりこだわって、独自のライフスタイルを見出していくのも楽しそうです。

文:有澤 隆 写真:笠井 修

El Casco(エル・カスコ)

アイテム:鉛筆削り
シリーズ名:シャープナー430LN
製造国:スペイン
価格:50400円

お問合せ:
ダイヤモンド
TEL.03-3831-0469

※この情報は、2010年3月10日(水)の情報です。