アクセサリー

10.04.05 UPDATE

クラシックにして先鋭的でもある
「ソリッドブルー」の意欲作

Solid Blue(ソリッドブルー)

昨今の眼鏡市場では、職人によるハンドメイドと精巧なマシンメイドにおいて、とりわけてハンドメイド製法が取りざたされることが多い。しかし、そもそも眼鏡フレームは、視力矯正の道具としての精巧さと嗜好品としての優美さという両輪が噛み合ってこそ役割を果たすプロダクト。理想的な眼鏡フレームを仕上げるためには、職人の手作業によって生まれる微細なニュアンスとマシンによる精緻なフォルム、双方の持ち味を適材適所で発揮することが重要なのではないだろうか。今回紹介するのは、マシンメイドの精巧さを強く主張する、2008年に初登場を遂げたソリッドブルーの「VERSUS」コレクションの最新モデルだ。
同社のデザイナーである金子昌嗣は、かねてからインダストリアルデザインの地としてドイツのモノづくりへ憧れを抱き、日独のコラボレーションを実現するべくドイツの老舗ファクトリー・ゼットナー社に製造を依頼したことが始まり。シリーズ第2弾となる「S-143」は、オーバルを基調としたシンプルなフォルムながら、細部を見ると、鼻筋に沿うように滑らかに削られたパッド一体型ブリッジや、シャープかつ立体的なカッティングを施したテンプルといったディテールが際立ち、独特の存在感を放っている。同モデル、聞けば厚さ12mmのアセテート生地を最先端の切削加工機で削り出し、全て精巧なマシンによって作られたものだという。
日本の職人によるモノづくりとは一味違った空気を持ったコレクション。クラシックな佇まいの中に先鋭的なニュアンスを持たせたフレームをお探しならば、この1本を強くお勧めしたい。

文:遠藤 匠(YUBUNSHA) 写真:猪又 直之

Solid Blue(ソリッドブルー)

アイテム:眼鏡フレーム
モデル名:S-143
フロント素材:アセテート
テンプル素材:アセテート
製造国:ドイツ
価格:3万1500円

お問合せ:
バウハウス
TEL. 03-5775-4650
http://www.solid-blue.com

※この情報は、2010年4月5日(月)の情報です。