アクセサリー

10.04.06 UPDATE

高級イタリアンカナパを贅沢に使った
大人のためのエレガントな休日トート

FELISI(フェリージ)

以前から「麻にもいろいろあるのだな」と思ってはいたのですが、今回「カナパ」シリーズの資料に目をとおしていたら、そこに麻の種類に関連した記載があるのを発見し、つい、そのくだりを繰り返し読んでしまいました。
麻とは、狭義的には大麻のことですが、広義的には「植物の幹や茎、葉っぱから採種される繊維」を指すのだそうです。で、生地としての麻には一般的に4種類があり、そのひとつが大麻から作られるヘンプなのです。強度や耐久性、吸水性に富む高品質の織物で、加工によって柔らかくも硬くもなる特性があり、多様な製品に使われます。ちなみにリネン(亜麻)も吸水性に優れ、しかもシワになりにくく、サラッとした肌触りの清涼感ある素材。下着やタオル、ベッドまわりなどの製品などでお馴染みですね。また、ラミー(苧麻)も高い吸水性と放湿性をもち、通気性にも優れ、独特のシャリ感があります。そしてジュート(黄麻)は繊維の粗いワイルドな風合いが特徴で、穀物を入れる南京袋の素材として知られますが、靴好きならエスパドリューのソール素材というイメージもあるでしょう。
前振りが長くなってしまいました。フェリージのカナパトートです。
「カナパ(canapa)」とはイタリア語で麻のこと。実はフェリージのある伊フェラーラの近郊を流れるポー川流域は、かつて麻の一大生産地だったのだそうです。土壌が栽培に適していたこともあって高品質な麻が採れ、大航海時代には船舶用装具の素材などに多用され、海外にも盛んに輸出されていたのですが、やがてインド産の麻、そして化繊などに押され、衰退してしまったというのです。しかし近年、エコロジー素材として利用価値が見直され、フェラーラ産カナパを復興させようとの活動も始まりました。
こうした運動に共鳴し、その一助となるべくフェリージが展開しているのが「カナパ」シリーズで、写真のトートはその1モデルとなります。メイン素材の生地はフェラーラ産ではないものの、100%イタリア産のヘンプで、それを加工して使用。エコであるのみならず、丈夫で、軽く、コシがあって柔らかく、表情にも富むというフェリージらしい上品な素材です。しかも内張りは施さず、ポケットもインポケッット1室という控えめさで、このことも軽さに大いに貢献しているようです。
さて、今の季節に相応しい清涼感たっぷりの、このトート。男女問わずであることはもちろんのこと、子供っぽさはなく、あくまでエレガントな姿ゆえ年齢も問わず使うことが可能です。腹まわりがちょっと気にしているミドルエイジにも、ソフトなバッグゆえカラダにしっかり馴染んでくれるのでご安心を。また、フェリージのエントリーバッグとしてもオススメです。

文:山田 純貴 写真:猪又 直之

FELISI(フェリージ)

アイテム:トートバッグ
外装素材:イタリア産カナパ+ベジタブルタンニンレザー
内装素材:アンライド仕様
収納部:メインコンパートメント1室(オープンポケット1室内蔵)
サイズ:W42×H32×D18cm
カラー:エクリュ×ダークブラウンのみ
製造国:イタリア
付属品:カナパ関連小冊子、およびカナパ製ブックカバー
価格:5万1450円

お問合せ:
フィーゴ
TEL.03-3797-0693

※この情報は、2010年4月6日(火)の情報です。