アクセサリー

10.05.11 UPDATE

スーツスタイルから休日用まで、年齢を問わず
愛用できる、名門グルカの傑作ブリーフケース

グルカ

今回は、現在では希有となったアメリカの名門バッグブランドのひとつ、グルカの代表作にして、モデル番号「No.5」で通称される「エグザミナー」のご紹介です。 アメリカンバッグの旧き佳きスタイルを継承するグルカですが、その歴史は意外にも新しく、ニューヨークに隣接するコネチカット州にて、皮革製品商マーリー・ホッジソン氏によって1975年に創設されています。そこに至る経緯を調べますと、それぞれが微妙に異なる諸説があってハッキリしないのですが、およそ次のようになります。
1973年、買い付けで渡英し、そこで開かれていたエステートセール(財産処分などが目的のプライベートセール。開催者宅で催されることが多い)でグルカ兵の革製装備を目にした同氏は、その頑強な作りに大いに感銘を受けます。その装備具が鞄、ベルト、ブーツと諸説あり(あるいはそれら全てであるかも!)、また、それがグルカ将校用だったともいわれますが、いずれにせよアメリカ人の同氏の目には珍しいものに映ったに違いありません。なお、グルカ兵とはネパール山岳民族で構成される勇猛果敢な戦闘部隊のことで、英国軍には古くからそのグルカ兵からなる旅団が組織されています。 そのグルカ兵の装備に触発されたのでしょう、ホッジソン氏は革鞄を自作して自分の娘にプレゼントしたうえで、それを「No.1」と命名。後にグルカをスタートさせた際、その製品が「No.2」から始まるのはこのためなのです。ですから、写真の「No.5」はグルカの製品としては4番目に開発されたものということになるわけです。 筆者がグルカを目の当たりにしたのは15年前のこと。当時は百貨店の島屋が独占的に日本で展開していましたが、後に契約終了により、その製品を日本で入手することは困難な状況となりました。とはいえ、ファンは少なくないようで、街中や通勤電車などでグルカのブリーフケースを手にしているビジネスマンをしばしば見かけたものです。
幸い、この数年、一部のセレクトショップや百貨店でその懐かしく味わい深い"姿"を目にすることができるように。35年もの間、同ブランドを象徴するアイテムとしてロングセラーを続ける「No.5」もまた、シップスで購入することができるわけです。キメが整い、非常に上品な風合いのコットンツイルキャンバスに、使い込むほどに風合いが深まるタンニンレザーの組み合わせは変わらず、仕立ての素晴らしさも健在。初めて目にした15年前と違わぬエレガンスを感じさせてくれます。確かに多機能鞄ではありませんが、だからこそ自分流にさまざまなアレンジを加えた使い方もできるはずです。 スーツに合わせればビジネスコーディネートにおける好感度の高いアクセントになりますし、ジャケットスタイルなら言うに及ばずというところ。また、オフ用としても全く違和感がなく使えるうえ、年齢も問いませんから、まさに大人のための優れた高汎用性鞄であるともいえるでしょう。しかも聞けば、今季はレトロアメリカンやサファリ風がトレンドであるとか。となれば、この「No.5」はズバリ、そうしたコーディネートにマッチするに違いありません。

文:山田 純貴 写真:猪又 直之

GHURKA(グルカ)

アイテム:ジップトップブリーフケース
モデル名:EXAMINER(エグザミナー)
モデル番号:No.5
素材:外装/高密度コットンツイルキャンバス×ヨーロッパ産フルベジタブルタンニンレザー、内装/コットン(ギンガムチェック)、金属パーツ/真鍮製
サイズ:W40×H28×D9cm
カラー:ベージュ×ブラウンのみ
価格:11万5500円

お問合せ:
シップス 渋谷店
TEL.03-3496-0481
http://www.shipsltd.co.jp/
http://www.ghurka.com/

※この情報は、2010年5月11日の情報です。