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COACH(コーチ) コーチが往年のデザイン&素材をリスペクトちょっと懐かしい「」

鞄好きやファッション通であれば、ハンティング・ワールド(1965年、米NYにて創設)の創設者ロバート・M.・リー(通称ボブ・リー)氏が長年、アフリカで活躍した探検家であることはご存じでしょう。ブランド名がそれに由来しているのはもちろんのこと、創設時から今日に至るまで、コロニアルなテイストが感じられる製品に特化した展開を貫いているのも、ブランドのそんな“出自”によるところが大きいのでしょう。
また、リー氏は環境保護運動の先達という顔もあります。大自然の魅力を知り尽くした同氏は「人間と自然との共生」を哲学とし、環境保護の概念がほとんど存在していなかった時代から、アフリカで初めての猟鳥獣類管理プロジェクトを事業化し、密猟者の一掃に努めるなどの活動を続けてきました。今日、ハンティング・ワールドがボルネオ島の野生動物保全の活動を支援しているのも、創設者の哲学を継承することを使命と認識しているからのです。

そのハンティング・ワールドが今季、掲げているテーマは、そうした環境への取り組みを反映した「自然との同化」というもの。人気コレクション「バチュー サーパス」の限定バージョンとしてカモフラージュを投入したのも、このテーマに沿ったものなのです。 写真のトートをご覧ください。ベージュを基調に、そこにカーキ、ブラック、ブラウンを組み合わせて表現したこのカモフラージュ柄は、じつはハンティング・ワールドのアイコン素材「バチュー・クロス」とナチュラルで味わい深いベジタブルタンニングレザーの各パーツを縫い合わせるという非常に手の込んだもの。しかも、両素材は厚みや柔らかさが異なるため、それを違和感のない表情に縫合するには難度の高い技術が求められるのですが、これは縫製や仕上げなどに卓越した技術力をもつラグジュアリーブランドのハンティング・ワールドだからこそ可能なデザインであるといえるでしょう。
それにしてもカモフラージュというラフでワイルドな印象のパターンを、ブランドのアイデンティティを堅持しつつ、凝りに凝った仕立てを駆使し、独自の解釈でエレガントに表現したハンティング・ワールドの独創性には脱帽します。大人が気後れせず持つことができるこのカモフラ柄なら、きっと年齢問わずで末長く愛用することができるに違いありません。

HUNTING WORLD(ハンティング・ワールド)BATTUE SURPASS CAMOUFLAGE(バチュー サーパス カモフラージュ)178,500円 ※国内限定40個数販売
モデル番号:3906/胴外装:バチュー・クロス×ベジタブルタンニングレザー/ハンドル&トリム:ベジタブルタンニングレザー/ライナー:ナイロン/ 収納部:メインコンパートメント1室(ファスナー開閉。ファスナーポケット1室、オープンポケット1室、ペンホルダー1本分を内蔵)/ サイズ:W39×H35×D18cm/カラー:カモフラージュのみ/製造国:イタリア

問:ハンティング ワールド ジャパン TEL.03-6380-9077 http://huntingworld.com/jp
※この情報は、2011年10月12日の情報です。

 

文:山田 純貴 写真:猪又 直之