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07.09.14 UPDATE

人気ブーツブランドの今季の一押しはラインマンブーツ!

 BUTTEROとはイタリア語で「沼地の牛飼い」といった意味らしい。伊トスカーナ地方のクラシックブーツのシンボリックな存在であるブッテロは、このブランド名が示すように「アメリカンカウボーイのイタリア版」をコンセプトに、1974年、マウロ・サーニ氏によって創業された。以来、多彩なブーツを展開(2004年からはバッグやジュエリーなどの分野にも進出している)。なかでもブランドを象徴する素材であるサンタ・クローチェ産ベジタブルタンニングレザー(ベジタンレザー)で作られたブーツは堅牢でワイルドだが、どこか品があり、その味わいあるルックスが大変魅力的だ。
  ところでこの数年、カジュアルブーツの人気が高まっているが、ブッテロがこのトレンドのセッターを担ってきたのは事実だろう。2005年秋冬で例のベジタンレザーにレザーソールを組み合わせたレースアップミリタリーブーツを、また、昨年秋冬には米S.W.A.T.チームが使うタクティカルブーツをモチーフにしたセンタージップのコマンドブーツをヒットさせ、ブーツ人気をリードしてきたからだ。
  そんなブッテロが今季、投入してきたのがラインズマンブーツをベースにした、写真のレースアップブーツである。ラインマンとは送電線の建設に携わる技術者など、いわゆる電線工のことで、ラインマンブーツはそうした人々のためにアメリカで開発されたワークブーツである。不安定な高所の足場で安全を確保するため、レースステイをトゥキャップの位置まで伸ばして足へのフィッティングを高めてあり、また、オイルドレザーやリバースウエルトなどを採用することで耐雨性を備えるなどの特長をもつ。
  タウン用ながら本品でも、こうしたプロフェッショナルな素材やディテールが取り入れられていて、たとえば6アイレット&2フックの大きな外羽根や長いキルトタンがしっかり足をホールド。シリコン加工が施されたスエード×ワックス仕上げのベジタンレザーの外装素材も、プロ用ブーツの耐雨性素材を意識したものといえるだろう。
  ワークブーツやトレッキングブーツをあえてきれいめなカジュアルと組み合わせる、といったコーディネートが最旬のスタイルなのだが、この場合、必然的にブーツが着こなし全体のアクセントになる。それだけに他のワークブーツとはひと味もふた味も違う、このラインマンブーツ・タイプで足元を演出すれば注目度がアップし、コーディネートの個性もいっそう際立つに違いない。

文:山田 純貴 写真:綿屋 修一

BUTTERO(ブッテロ)

アイテム:レースアップブーツ
品番:B1970
製法:ブラック(マッケイ)
木型:MAREMMA(マレンマ)
アッパー:牛スエード(クロームなめし、防水シリコン加工)×牛スムースレザー(ベジタブルタンニンなめし、ワックス仕上げ) ※以上2素材ともに伊エコペル社製
ソール:コルク×ラバー混合ソール ※イル・パヴォーネ社製
カラー:カーキ、ダークブラウンの2色
価格:69,300円(税込)

お問い合わせ:

ブッテロ トーキョー
TEL.03-5766-1718
http://www.butterotokyo.co.jp/