メンズシューズ

08.01.25 UPDATE

細身スーツに絶妙マッチする
シャープ&モダンなイタリアンモンク

 百花繚乱というほどではないけれど、昨今、イタリアのシューズブランドが次々と日本デビューを果たし、なかなか賑やかな様子だ。しかも、それぞれがなかなかに個性的であるのがまた、イタリア的で楽しい。そんななか、トレーディングポストが昨年8月に取り扱いを始めたアンドレア・ヴェントューラなるブランドを紹介してみたい。
  靴業界のディレクターとしてキャリア30数年のアンドレア・ヴェントューラ氏はアルファンゴ、ボノーラ、カーシューといったメジャーブランドで生産部門の責任者を務めるなどした後、独立。トスカーナ地方の靴職人のうち、やはり長い経験をもつ選りすぐりの熟練職人らを集め、1998年にフィレンツェ近郊のモンテカテイーニで立ち上げたのが同氏の名を冠した、このブランドなのである。グッドイヤー製法とマッケイ製法の両方を得意としながらも少数精鋭を貫くが、ユニークなのはファクトリーをドレスとカジュアルで分けている点だ。ヴェントューラ氏自身、両分野で活躍してきたわけだが、その経験からドレスとカジュアルを徹底し分化することに大きなメリットを見い出したものであろう。ちなみに現在、ドレスのファクトリーにはスタッフが8名、カジュアルに12名が配され、加えてハンドメイドの職人も5名いるとのこと。また、メンズのみならずレディスの生産も手掛けており、その生産比率はメンズ7対レディス3である。
アンドレア・ヴェントューラのメンズシューズはトップグレードのフレンチカーフやイタリアンカーフ、英国製スエードなどが採用されており、ソールには「スワローテイル」と呼ばれる半分カラス仕上げが美しく施されるなど、このブランド独自のこだわりが見て取れる。また、その佇まいはあくまで上品であり、モダンで繊細な印象を受ける。
それは写真のモンクストラップシューズも同様。この春夏に向けリリースされたばかりのモデルで、ロングノーズのセミポインテッドトゥは、よく見るとほんのりと膨らみがあって、それがこの靴の控えめな個性になっている。また、アッパーにはイタリアンカーフを採用。ブラックはなめしの段階で染色してあるのだが、写真のダークブラウンではハンドによる色付けによって美しいグラデーションを表現。そこにミラー仕上げの小ぶりのバックルが品のよいアクセントを添えている。
では、この靴をどんな着こなしに合わせるべきかといえば、例えばシャープなシルエットのスーツと好相性であろうし、逆にややドレスダウンしたスタイルにも映えるだろう。あるいは細身のデニムに合わせてカジュアルに履きこなすのもいいかもしれない。いずれにせよ、この1足を履けば足元の印象がグンの若返ること請け合いなのである。

文:山田 純貴 写真:綿屋 修一

ANDREA VENTURA(アンドレア・ヴェントューラ)

アイテム: モンクストラップシューズ
モデル名: MARLON(マーロン)
製法: マッケイ
アッパー: イタリアンカーフ
ソール: シングルレザーソール(ヒドゥンチャネル仕立て、ロールウエスト、半カラス仕上げ)
付属品: シューポーチ
カラー: ブラック、アンティークダークブラウンの2色展開
価格: 6万1950円
販売開始: 2月中旬予定

お問い合わせ:

トレーディングポスト青山本店
TEL.03-5474-8725