メンズシューズ

08.04.18 UPDATE

大人の休日にはリラックスしたなかにも個性ある一足を

 人気ブランドながら、今回がboq初登場のプレミアータ ウォモ。伝統な手仕事を重んじる靴作りと時代を先取りしたデザインを巧みに融合させ、常にイタリアンカジュアルシューズの地平を切り開いてきたアグレッシブなブランドである。
 このブランドを展開するプレミアータ社の歴史は長く、創業は1885年にまでさかのぼり、イタリアンシューズの一大生産地であるマルケ州モンテグラナーロのシューメーカーでは最古となる。当時から現在までマッツァ家のファミリー経営が貫かれ、3代目のヴィンチェンツォ・マッツァ氏の時代に「エンドレス」ブランドがスタート。1982年にその息子のグラッツィアーノ・マッツァ氏が当主に就いてからは職人によるハンドメイドの技術を維持しつつ、機械化にも積極的に取り組んできた。
 ところで、グラッツィアーノ氏は先代から続いてきたエンドレスを「G.M.エンドレス」と改称(G.M.はグラッツィアーノ・マッツァの略)し、よりモード路線へシフト。さらに1997年には、すでにその2年前にファーストコレクションを発表していた「プレミアータ・コレツィオーネ」とG.M.エンドレスを統合し「プレミアータ ウォモ」に転生させ、「ニュークラシック」なるコンセプトのもと、より先鋭的なブランドへと進化させていった。ちなみに現在、プレミアータにはレディスの「プレミアータ・ドンナ」、スポーツティなユニセックスの「プレミアータ ホワイト」があり、さらに、よりクラシカルなコレクションとして2003年に「エンドレス」ブランドも復活している。
 さて、写真のモデルだが、この「28109」は最近のプレミアータ ウォモの"顔"的存在となっている人気商品である。内羽根のアイレットにシューストリングが通されていないのは、決して撮影時の不注意によるものではない。実は、このストレートチップ。タングの背後にゴムベルトが縫合されていて、つまりはシューストリングなしで履くことができる、レースシューズに見せかけたセンターゴア付きのスリッポンなのである。なんともユニークなデザインなのだが、シューストリングがないぶん、見た目の印象はかなりスッキリとしたものになっており、カジュアルながら品がよい。しかもトゥスプリングが十分きいているので蹴り出しが容易で、軽く、反(かえ)りもよいため、ストレスなく履くことができるのも嬉しい点である。
 ちなみに、製品化後に手仕上げが施されたこのホワイト(よく見るとホワイトベースの革を薬品で色を落してアンティーク調に仕上げている)のカーフ製は今季の新作だ。白のショートパンツにデッキシューズを素足履き、といった着こなしがこの春夏の旬なカジュアルスタイルだが、例えばそのデッキシューズに代え、このホワイトの「28109」を、というのもなかなか新鮮に違いない。オックスフォードながらシューストリングがないぶん、リラックス感があるうえ、足元への注目度も高いはず。「休日の足元にちょっと個性を」とお考えの方にお薦めしたい、大人のための小粋なカジュアルシューズといえるだろう。

文:山田 純貴 写真:綿屋 修一

PREMIATA UOMO(プレミアータ ウォモ)

アイテム:5アイレット付きキャップトゥ・センターゴアスリッポン
モデル番号:28109
製法:マッケイ
アッパー:スムースカーフ
ソール:シングルレザーソール
カラー:ブラック、ホワイトの2色展開
価格:7万2450円
備考:同型でシープスキン製アッパー×コルク入りラバーソール・タイプ(ブラック、パシフィックの2色展開。7万2450円)、カンガルーレザー製アッパー×コルク入りラバーソール・タイプ(ライトグレーのみ。7万7700円)も展開中

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