メンズシューズ

08.09.26 UPDATE

購入時、オプションでカスタマイズも! オーダー靴未体験者にお薦めのプレタ靴です

ユニーク、かつアグレッシブな取り組みで折々に話題を提供し、その知名度を高めつつあるシューズショップ「リファーレ」。東京・恵比寿の裏通り沿いに2005年5月にオープンした、いわば新参で、店はこじんまりとしたアットホームな雰囲気です。トリッカーズ、ディエンメ、ビルケンなどのインポートや、レディシュシューズなどを取り扱ういっぽう、シューリパブリック(2003年創業。本社埼玉)を主宰する新進シュークリエイター高山純一氏とコラボレートしつつ、ビスポークやセミオーダーを展開。ハンドソーンウェルテッド製法でありながら、非常にお値打ちなプレタブランド「ディレット」をはじめとするオリジナルブランドも大好評です。さらに、オープン当初から注力しているのが、売り場に併設されたシューリペアファクトリー。この点については当サイトの「竹川 圭のshoe人十色」の第15回で竹川氏がレポートしているので、詳しくはそちらをぜひご覧ください。
このほかにも、昨年10月に「有楽町マルイ」に、また、今年4月には「マルイファミリー溝口」にそれぞれニュースタイルのシューリペアファクトリー「リファインアームズ」を出店したり、昨秋からコロンブス社とのコラボレーションによる高級シューケア用品ブランド「ブート ブラック」を本格的にスタートさせるなど、とにかく話題に事欠かない活躍ぶり。まさにリファーレは靴業界の旋風なのです。
ところで、写真は同店がこの秋、新たに投入するキャップトゥオックスです。プレタなのですが、ブランドは「ディレット」ではなく、「リファーレ」にカテゴライズされます。したがってビスポークやセミオーダーに同じく、先述の高山氏とのコラボとなるのですが、基本的にシューリパブリックがビスポークの技術を駆使しつつ製甲までを行い、吊り込み以降の工程は、優れた技術力で高い評価を得ている国内某メーカーが担当する、というスタイルがとられています。
木型ももちろんオリジナルで、1930年代前半にイギリスで製作されたビスポーク用の木型をベースに、それをよりモダンにアレンジしたものだそうです。一時のロングノーズ・ブームに慣れ切った目にはややボリューミーにも映りますが、ビスポークからの影響でしょうか、実際にはややタイトなシルエットになっているのです。また、ラウンドトゥながら、そのトゥからボールジョイントに至るラウンドウォールが意外にも屹立しているのは、これまたビスポークに由来と思われます。さらにソール側から見ますと、この木型が著しく内側に振られたフォルムであることがわかります。人の足形に適った、いわゆるコンフォートシェイプであるわけですが、聞けば、タイト気味にしてあるゆえに、内振りにすることで足への馴染みをよくしているのだとか。ちなみに、アッパーには、リファーレのビスポークでも採用しているハイグレードのカーフが使われています。
早い話、高山氏とのコラボレーション、ビスポーク由来の木型、内振りのコンフォートスタイル、上質な厳選素材・・・・・・と、さまざまな点で"ビスポーク的"エッセンスが実感できるのが、この新作の最大の特徴というわけです。が、このことだけでも興味をそそられるのに、さらにユニークなのは、購入時にその場で簡単なカスタマイズが可能だというのです。たとえば、コバをオール丸コバに変更するとか、本底をカラス仕上げにする、といった簡易なディテールの変更に限られはするものの、これはリペア職人が常駐する同店だからこそ可能なカスタムサービスなのです。少々のアップチャージはつきますが、他人の靴とはちょっと違う、マイ・オンリーな靴にしてもらえるのですから、こだわり派には嬉しい企画ではないでしょうか。また、セミオーダーやビスポークに興味はあるが、まだ未体験という人にとっては、オーダーのエントリーシューズにもなるはず。たしかに、できることとできないことがあるのですが、購入時、とりあえず自分なりの希望を申し出て、ショップスタッフに相談してみてください。
なお、リファーレによると、このキャップトゥオックスを皮切りに、今後、毎月1、2モデルずつをリリースしていく予定なのだそうです。しかも、本品は黒のみの展開ですが、茶系も用意されるモデルでは、カスタムサービスのメニューとして複数の色を使ったアンティーク仕上げなども受け付けるとのこと。これはこの先しばらくが、本当に楽しみです。

文:山田 純貴 写真:平野 多聞

アッパーに、リファーレのビスポークで使用されている高級カーフを採用。(写真)この写真のような本底の半カラス仕上げはオプションのカスタマイズで可能となる。また、同様にカラス仕上げもOKだ。

RIFARE(リファーレ)

アイテム:キャップトゥオックスフォードシューズ
製法:グッドイヤーウェルテッド
アッパー:カーフ
ソール:シングルレザーソール(オープントラック仕様)
カラー:ブラックのみ
製造国:日本
価格:5万400円
カスタマイズ料金:上記価格に以下のチャージを加算
  ○ウエスト インサイド丸コバ:1050円
  ○ウエスト イン&アウトサイド丸コバ:2100円
  ○オール丸コバ:4200円
  ○レザーソール バイカラー仕上げ:1050円
  ○レザーソール カラス仕上げ:1050円
  ※カスタマイズのメニューは順次追加予定

お問い合わせ:

リファーレ
TEL.03-5768-1373
http://www.rifare.jp/
http://www.boq.jp/hp/rifare/