メンズシューズ

09.03.27 UPDATE

雨に降られても頼もしいゴム底ドレス靴がア・テストーニから!

A.TESTONI(ア・テストーニ)

ア・テストーニ(1929年、伊ボローニャで設立)の靴と聞いてボロネーゼ製法を思い浮かべる人は少なくないでしょう。このボローニャ地方の伝統製法ではたいへん反(かえ)りのよい靴が出来上がるのですが、高度な技術とより多くの手間を要するため、これをこなすことのできるメーカーは多くはありません。そうしたなかでア・テストーニはボロネーゼ製法に積極的に取り組み、その技術力を世界トップのレベルに引き上げました。ただし、先述したように工程が複雑ゆえに、その分が価格に反映されてしまうのも事実。そこで同ブランドが打ち出したのが、セカンドラインの「ニューステューディアム」でした。これはア・テストーニが得意とするもうひとつの製法であるマッケイのラインで、ファーストライン「ブラックラベル」に比べ、より手の届きやすい価格設定になっています。写真はその新作で、アッパーに「ソフトクラシックカーフ」を採用。これがマッケイと相まり、ボロネーゼに引けを取らぬ足馴染みのよさをもたらします。ソールには、このブランドのドレスシューズでは珍しくラバーを採用。これには実用性を重んじることで、若い層に自社の靴に親しんでもらおうとの意図が反映されているようです。また、雨の多いこれからの季節には、こうしたラバーソール仕様がありがたいのも確かです。木型にも注目しました。トゥボックスが非常に低く、一の甲からトップに至る傾斜が穏やかであるなど全体に華奢なフォルムで、コバをトップキウゾ(限界まで削られたコバ仕様のこと)にすることで、その繊細なシルエットをより強調。さらにアッパーの切り替え部分にツインステッチを2レーン施すことで、それを控えめな装飾にしてもいます。著しい個性があるわけではないのですが、足元を品よく優雅に見せ、オンにはもちろん、カジュアルにもマッチする汎用性の広さも頼もしいところ。まさにア・テストーニのエントリーシューズとしておすすめしたい1足なのです。

文:山田 純貴 写真:平野 多聞

ソールの接地面にはダイヤモンドヘッド・パターンを採用。また、アウトステッチはイン&アウト両サイドともウエストの手前までがオープントラックのブリースト・トゥ・ブリーストの仕様となっている。

A.TESTONI(ア・テストーニ)

アイテム:ストレートチップダービーシューズ
ライン名:ニューステューディアム
品番:M46057-K 98065LDV
木型名:BOLET(ボレット)
製法:マッケイ
アッパー:ソフトクラシックカーフ
ソール:オリジナルラバーソール(ダイヤモンドヘッド・パターン。オープントラック仕様)
ヒール:オリジナルラバーヒール
カラー:ブラック、コニャック(写真)、ダークブラウンの3色展開
製造国:イタリア
価格:8万1900円 ※2009年4月1日から、7万9800円に価格変更します。

お問い合わせ:

ア・テストーニ銀座本店
TEL.03-3575-8025
http://www.testoni.com
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