メンズシューズ

09.06.05 UPDATE

今夏、休日の足元は履き心地軽快なグルカサンダルが狙い目です!

F.LLI GIACOMETTI(フラテッリ ジャコメッティ)

サンダルといえば夏の定番フットウェアですが、今年はグルカサンダルに注目が集まっています。英国陸軍の傭兵であるネパール人兵士、すなわちグルカ兵がかつてインド各地の戦線で履いていた革製サンダルがルーツとされる、この種のサンダルは「甲部分にレザーテープが編まれているか、それらが互いに縫合されており、かつ通気をうながすオープン部分を有する構造で、しかもトウとヒールカップが芯材入りのクローズ状になっているサンダル」と定義できます。写真をご覧ください。サンダルながら、普通の靴のようにつま先とかかとを革でくるむ構造であることがおわかりでしょう。ことにこのモデルの場合、履き口に沿ってピンバックル&ストラップが付いているので、ちょうどサンダルとサイドモンクシューズを足して2で割ったようなユニークなルックスなのです。
さて、このサンダルはフラテッリ ジャコメッティ(以下、ジャコメッティ)の定番品で、アッパーの外装にハリケーン「カトリーナ」以後、生産量が激減しているアリゲーターの希少な革を使用。玉符が特徴のワニの脇肚の革を光沢調にして、グラマラスな表情に仕上げてあります。また、内装にはイタリアの某タンナーのスムースレザーを採用。牛革をクロームでなめした後にニスを入れて仕上げた、こちらも珍しい革で、そのニスの効果によって滑らかな脱ぎ履きを可能にしています。
ちなみにジャコメッティは、かつて靴の一大生産地だったイタリア北部ベネト地方に唯一現存するハンドメイドシューズのメーカーのオリジナルブランドです。1890年代に創業された3代続くこのメーカーは、ドロミテ・アルプスを望む同地に古くから伝わるノルベジェーゼなどの伝統製法を堅持しつつ、名だたるラグジュアリーブランドの靴を数多く手掛けることで培った現代的な感性と技術も併せ持ち、ノルベのみならずハンドソーンウェルテッド製法や古典的なモカシン製法、「グアルドロ・キウーゾ」(コバの出し縫いを中底に入れつつ、そのコバの張り出しをなくすという極めて難度の高い製法)までこなす世界屈指の技術を誇る超実力派なのです。
このグルカサンダルはマッケイ製法ではあるものの、イタリア屈指の高度な技術が各所に生かされ、美しく仕立てられた、まさに逸品と呼ぶに相応しいラグジュアリーなサンダル。木型は昨今のファッションに絶妙マッチする丸みある、ややヴォリューミーなもので、しかも人の足形に適った内振りのコンフォートスタイルというのも嬉しいポイントなのです。加えて足をしっかりホールドしてくれるグルカサンダルゆえに、履き心地も軽快。突っかけサンダルのようにかかと浮きしてペタペタ歩きにならないので、ストレスなく素足履きができることでしょう。

文:山田 純貴 写真:新城 孝

F.LLI GIACOMETTI(フラテッリ ジャコメッティ)

アイテム:グルカサンダル
モデル番号:FG166
製法:ブラック(マッケイ)
アッパー:アリゲーター(玉符部分使用。光沢仕上げ)
ライナー&インソック:イタリア製スムースレザー(クロームなめし&ニス加工)
ソール:シングルレザーソール(ヒドゥンチャネル仕立て)
ピンバックル:ソリッドブラス
カラー:グレー、ダークブラウン(写真)、ボルドーの3色展開
製造国:イタリア
価格:15万7500円
※同型でチンギアーレ製(ライトブラウンのみの展開。税込で7万1400円)もあり。

お問い合わせ:

ウィリー
TEL.03-5458-7200

※この情報は、2009年6月12日の情報です。