メンズシューズ

09.07.03 UPDATE

ユニークなフォルムと優雅な素材使いが
休日の大人の足元を品よく演出します

EMMA HOPE(エマ・ホープ)

トラディショナルなバスケットシューズにも見える、このスニーカー。実はアッパーにはキャンバスではなく、繊細な風合いのカーフスエードが使われていて、シュリンクパターンが施されたラバーソールも特にバスケットとは無関係であるようです。
そう、これは街履き用のスニーカー。自身がスポーツ好きのエマ・ホープ女史がキャンバススニーカーからインスパイアされ、デザインしたものなのでしょうか。本格スポーツ仕様ではないものの、ヒールのオパンケ(ソールアッパーに巻き上がるように取り付けられた仕様のこと)にハンドソーンを採用するなど、各所にラグジュアリーなディテールや素材が取り入れられた、大人のためのハンドメイドスニーカーです。
ホープ女史は1960年生まれで、ロンドンの名門「コードウェイナーズ・カレッジ」(ギルド・オブ・クラフツの山口千尋氏らの母校として日本でも有名な靴やアクセサリーの専門校)の出身。蚤の市やバザーで探し当てた古い靴やバッグなどをヒントにしたコレクションでデビューすると、刺繍職の手仕事によって製作された、斬新だがクラフト感あるその作品が話題となり、彼女はたちまち人気デザイナーの仲間入りを果たしました。現在、ロンドンに3店舗のオンリーショップをもち、繊細さと愛らしさを併せ持つエレガントなパンプスなどはことに人気が高く、彼女のコレクションはここ日本でも女性たちの羨望の的なのです。
と、このようにレディス中心のブランドではあるのですが、数シーズン前からメンズのスニーカー・コレクションがスタートし、日本にも昨年、本格上陸。写真の「ジョー」はその定番モデルで、スエード・タイプのほか、スムースカーフのものやヴェルベットが使われたバリエーションなども存在しています。 ところで、この「ジョー」。筆者が興味をもったのが木型でした。甲が大変薄く、全体に細身なのですが、真上から見ますと変形菱形で、その対角線の短手がボールガース(親指の付け根から小指の付け根に至る寸法)なので、見た目より甲幅はゆったりしています。
それにしても、このありそうでなかったフォルムに筆者は男性デザイナーとは異なる、女性らしい感性を見た気がします。また、繊細な素材使いやカラーリングもしかり。その全体の印象はスポーティさとともにエレガンスがあって、しかも一見控えめながらも、あまたあるスニーカーとは一線を画した突出した個性が感じられ、それがなんとも魅力的であると思うのです。

文:山田 純貴 写真:新城 孝

トラッドなキャンバスバスケットシューズを思わせる「ジョー」。そのスエード・バージョンは(左から)ブラック、ネイビー、トープで展開中。

EMMA HOPE(エマ・ホープ)

アイテム:スニーカー
カテゴリー名:HOPE FOR MEN(ホープ・フォー・メン)
モデル名:LPE(ジョー)
品番:EH5158
アッパー:スエード
ソール:オリジナルラバーソール(ヒール部分はハンドソーンパンケ仕様)
付属品:カップインソール、交換用シューストリング、シューポーチ
カラー:ブラック、ネイビー、トープ(ページュ)の3色展開
製造国:イタリア
価格:5万1450円

お問い合わせ:

エヌ・ケー・クラシイック
TEL.06-4706-3631
http://www.emmahope.com

※この情報は、2009年7月3日の情報です。