メンズシューズ

09.07.17 UPDATE

この履き心地の快適さを体感すれば、病み付きになること間違いありません!

DANNER(ダナー)

靴店やセレクトショップが取り扱うクライミングブーツのうち、クライマーたちが実際にフィールドで履いている本格仕様のものとなると、これは少数派でしょう。「ダナーライト」はその派閥(?)の象徴的存在であり、ヘビーデューティとファッション性が絶妙なバランスで結実した極めて稀な傑作フットウェアなのです。
筆者がこのモデルを初めて目の当たりにしたのは'90年代前半で、ワークシューズブームが一段落し、「次に来るのはクライミングブーツ」などといわれていた時期と記憶しています。その威容はいかにも堅牢そうで、他社のクライミングブーツ("それ風"なものも含む)に比して存在感が際立っていました。
と、ここでダナーについて簡単なご紹介を。
ダナー社1932年、米ウィスコンシン州でチャールズ・ダナー氏らによって設立(後年、現本拠地であるオレゴン州ポートランドに移転)。最初の製品は森林伐採従事者向けのブーツでした。1952年にはアメリカで初となるビブラムソール採用のクライミングブーツを発売し、アウトドアの分野に本格参入しています。また1979年、米ゴアテックス社との共同開発により、世界で初めてブーツ用ゴアテックス「ゴアテックスブーティー」を導入したクライミングブーツを発表し、翌'80年に一般市場向けにリリース。そのモデルが「ダナーライト」でした。以後、このブーツは数度のマイナーチェンジを経つつ、今日なお高い人気を誇っているのです。
「ダナーライト」の特性はいろいろあります。例えば、黄色がかったブラウンナイロン×レザーのコンビネーションアッパーは、ひと目でそれが「ダナーライト」であることを知らせてくれます(色違いでブラックもあるのですが・・・・)。また、そのナイロンは米デュポン社開発による、耐久性、耐摩耗性、引き裂き強度に優れた「コーデュラナイロン」。こうしたヘビーデューティなフットウェアに、まさにズバリの素材といえましょう。いっぽう、アウトソールはビブラム社の「クレッターリフトソール」なので、濡れた路面上でも抜群のグリップ力を発揮。耐摩耗性、柔軟性にも大変優れています。
しかし最大の特徴は、なんといっても「ゴアテックスブーティー」の採用でしょう。完全防水性をもち、通気性や放湿性に優れたハイテク素材「ゴアテックス」をソックス状にした、このインナーを組み込むことで「ダナーライト」は雨などの浸透を許さず、しかも靴中の蒸れを防ぎ、足元のコンディションを常に快適なものにしてくれるのです。恐縮ながら、筆者が愛履きしてきた感想を申せば、外が雨でズブ濡れになっても、その水気が靴の中に入ってくることがないため、雨や雪の日にも安心して履けますし、1日中履いて靴の中がジットリすることも全くなく、足はいつもサラサラ状態! 冬場など、足が汗ばんで湿ると冷えてしまいがちですが、「ゴアテックスブーティー」ならそんな不快な思いはせずにすみ、靴の中で足は1日中心地よく温かいのです!
と、このように、クライミングブーツとしての素晴らしい機能性と耐久性を備えた「ダナーライト」ですが、前述したように、幅広いコーディネートにムリなくマッチするなど、その秀逸なデザインからファッションアイテムとしても高い評価を得ています。ですから、登山愛好家にはもちろんなのですが、街履き靴としても、これは本当にお薦めの1足。登山用に留めておくだけではもったいない、そんな傑作靴だと思うのです。

文:山田 純貴 写真:新城 孝

DANNER(ダナー)

アイテム:レースアップクライミングブーツ
モデル名:DANNER LIGHT(ダナーライト)
品番:D-30420X
製法:ダナー式ステッチダウン
アッパー:フルグレイン防水レザー(牛革)×1000デニールコーデュラナイロン
ライナー:キャンブレル×ゴアテックスブーティー
インソール:ポロンクッション
ミッドソール:ウレタンクッション
アウトソール:ビブラム社製クレッターリフトソール(合成ゴム)
サイズ:6〜11インチ(ウィズEE)
カラー:ブラウン ※同型・同価格で「ダナーライトブラック(D-31400X)」もあり
製造国:アメリカ
価格:4万4100円

お問い合わせ:

ダナージャパン
TEL.03-3623-7250
http://www.danner.co.jp/

※この情報は、2009年7月17日の情報です。