メンズシューズ

09.12.04 UPDATE

ツートンステッチでちょっぴり個性を
主張できる"リラックス顔"の休日靴

VERGINIA(バージニア)

なにかと生き辛いこの世情の裏返しか、「ファッションでは気楽なものを」との指向が定着しつつあるようです。それは靴も例外ではなく、見た目にも履き心地にも"リラックス感"あるタイプが人気と聞きます。たとえば大人のカジュアル靴なら、チャッカブーツが注目です。他のブーツに比べ"頑張って履いてます"的印象が少なく、それでいて品がありますから、大人の足元にも違和感なく合うのです。しかも、これもまたもっかトレンドのスエードとクレープソールが採用されたタイプであれば、さらに見た目がソフトであるうえ、履き心地も柔らかく軽快になります。
そこで、バージニアのこのスエードチャッカはいかがでしょうか。
バージニアはブッテロのブーツやアノーニモの時計などを展開するインポーター、ハイブリッジ インターナショナル(1987年設立)のオリジナルブランドです。2002年のスタート以来、同社代表の高橋 浩氏がデザイナーを務め、同氏が得意とするアメリカやイギリスのトラッドなアウトドアやワークなどベースに、そこに現代性を加味したクロージングや靴、バッグ、ベルトなどを展開。近年は靴を核にしたコレクションとなっているようです。
写真のチャッカは今秋投入されたモデルで、甲やや高めの丸みあるフォルムがイマドキ風です。また、アッパーには毛足短めの、ソフトなタッチ感が心地よい上質スエードを採用。これは発色の美しさとカラーバリエーションの豊富さで知られる伊ザブリ社のスエードで、本品ではこの革をアンラインド(内張りのない仕様のこと)で使用。これに反(かえ)りがよく、クッション性に優れたクレープソールを組み合わせることでストレスの少ない、非常にソフトな履き心地を実現しています。
しかしなにより印象的なのは、ご覧のとおり、コバのアウトステッチがツートンのテレコになっている点です。しかもこのステッチ、実はハンドソーンなのです! アウトドアシューズなどに多用されるステッチダウン製法が採用されているのですが、この製法のアウトステッチは機械縫いが普通であって、レディメイドでこれがハンドソーンというのは大変珍しいのです。しかもハンドのメリットを活かし、ひと針ごとに糸絞めがなされているため、ミシンステッチ以上の堅牢性が期待できます。ですから、単に印象的なツートンであるというのみならず、その堅牢さにおいても、このアウトステッチが本品の最大の特長だといえるのです。にもかかわらず、お値段は2万円と少々。見た目と履き心地に加え、お値段も当世流の"軽め"というのもちょっと嬉しいポイントといえましょう。
ミドルエイジは自身のカジュアルスタイルをお洒落に見せたいとき、"上質でベーシックなもの"を求める傾向にあるわけですが、バージニアのこのチャッカなら、そうしたニーズにしっかりと応えてくれるはず。フォルムも素材もパターンも極めてトラッドなので、コーディネートにおける汎用性が高いうえ、足元だけが悪目立ちすることもありません。それでいてツートンのアウトステッチでちょっぴり個性も表現できる、このさじ加減が絶妙なのです。もちろん、イマドキっぽいリラックスした着こなしにもジャストにマッチすることはいうまでもありません。

文:山田 純貴 写真:猪又 直之

VERGINIA(バージニア)

アイテム:チャッカブーツ
モデル番号:09VAW2
製法:オールアラウンドハンドソーンステッチダウン
アッパー:伊ザブリ社製牛革スエード(クロームなめし、ウォータープルーフ加工)
ライナー:アンラインド仕様
ソール:ミッドソール=本革、アウトソール=天然クレープ
カラー:ブラック、ベージュ(写真)、ダークブラウンの3色展開
製造国:ポルトガル
価格:2万2050円

お問い合わせ:

ハイブリッジ インターナショナル
TEL.03-3486-8847
http://www.highbridge.co.jp/

※この情報は、2009年12月4日の情報です。