メンズシューズ

10.04.09 UPDATE

オン&オフで気軽に履くことができる
グッドイヤー靴としてお薦めします!

MACK JAMES(マック・ジェームス)

このブランドが、あのザルコ社のハウスブランドと知り、懐かしさを覚えました。16年前、雑誌の取材で訪れた都内の某靴店で、同社の靴が「ザルコ」ネームで取り扱われていたのです。そのときのバックナンバーを引っ張り出して確認しましたら、そこには「フランスのエッセンスを加味したポルトガルの靴」「フランスにも多くの顧客を有している」などと記され、ちょっとウェストン似のローファーの写真が添えられていました。そういえば、あの頃はウェストン人気の真っ只中でしたっけ。まぁ、そんなこともあり、フレンチテイストのモデルを日本側からオーダーしたのだと思われます。
ザルコは1942年、マック・ジェームス・ザルコ氏によって創設されたポルトガルの名門シューメーカーです。そう、マック・ジェームスというブランド名は、この創業者の名からとられたものなのですね。ちなみに、ザルコは上級ブランドとして「カルロス・サントス」も展開しており、こちらの名称は2代目である現社長の名に由来しています。
ポルトガルは隣国スペインと同様、グッドイヤーシューズの本場イギリス(ただし、グッドイヤー製法自体はアメリカで開発されたのですが)の影響を強く受けてきた国で、現在ではノーサンプトンのシューメーカーに引けをとらない高品質のグッドイヤーシューズを生産しています。ザルコはそうしたメーカーの代表的存在であり、クラシックとトレンドを融合させた個性靴を展開するマック・ジェームスにおいても、創業以来、得意としてきたグッドイヤー製法をベースにしているのです。
さて、写真のサドルシューズですが、これはトレーディングポストとのダブルネームによる今季の最新作。もちろんグッドイヤー製法で、しかもコバのアウトステッチが靴を全周するオールアラウンド仕様で堅牢に底付けされています。木型は、捨て寸をやや長めにとった控えめボリューミーなラウンドトゥの、イマドキっぽい丸みあるフォルムで、ダブル構造の分厚いソールと絶妙なバランスで調和しています。
サドルシューズはアメカジブームに乗り、一昨年あたりから人気を博しているデザインですが、本品はこれに、同じくもっかトレンドであるスエードとクッション性に富むレンガカラーのスポンジソール(通称レンガソール)を組み合わせて、今季の旬気分を巧みに表現しています。とはいえ、シブいブラウンカラーの大ぶりサドルにパーフォレーションを施すなどしてクラシックな佇まいも見せている点などは、やはりこのブランドらしい点であるといえるでしょう。
ちなみに、ポルトガル製はお値打ち感ある価格も魅力です。このところのファションキーワードである「気軽さ」「リラックス」に適ったフォルム、素材、履き心地をもつこのサドルシューズもまた、価格面で無理のない気軽さがあって、それがまた嬉しいのです。ですから休日の1足として気おくれなく履くことができますし、素足履きというのもアリ。また、ビジネスの装いではジャケパンの足元のワンポイントとしてもいいのではないでしょうか。

文:山田 純貴 写真:猪又 直之

MACK JAMES(マック・ジェームス)

モデル番号:7357
製法:グッドイヤーウェルテッド
素材:アッパー/スエード×アニリンカーフ、ソール/ラバーソール(レンガソール・タイプ)
カラー:ブラウン×ダークブラウンのみ
付属品:ショートシューホーン、シューポーチ
製造国:ポルトガル
価格:4万5150円

お問い合わせ:

トレーディングポスト銀座店
TEL.03-3567-3739
http://www.lifegear-tradingpost.com

※この情報は、2010年4月9日(金)の情報です。