メンズシューズ

10.05.14 UPDATE

スタイリッシュ&堅牢なイタリアングッドイヤー
シューズがアンダー5万円で日本再デビュー!

MECCARIELLO(メッカリエッロ)

このコーナーで3年半ぶりのメッカリエッロです。あのときはハンドソーンウェルテッドのモデルを取り上げましたが、今回はグッドイヤーのブランドとしての登場です。
メッカリエッロはナポリ北方の小都市アイローラにあるアルテ・エ・ラボーレ社のハウスブランドで、ブランド名は同社社長アントニオ・メッカリエッロ氏に由来します。現在32歳の同氏はナポリの伝説的な靴職人ナポリターノ・パスクアーレ氏を母方の祖父にもち、両親も靴職人という家庭に生まれ、弱冠12歳で靴づくりを始めたという生粋のアルティジャーノ。ナポリの高級紳士服店「ロンドンハウス」のオーダーメイドシューズを手掛けるなど極上のハンドメイドシューズを作り続け、その天賦の才が国内外で高く評価される、もっか最注目のシュークリエイターです。ちなみに同社では現在、メッカリエッロのほか、実母の名を冠する「ナポリターノ・ラケーレ」(こちらも本コーナーで紹介済みです)と、実父オラッツィオ・メッカリエッロ氏の名を頂く「オラッツィオ」なるブランドも展開。前者は素仕上げのヌメ革にハンドペインティングを施すハンドソーンウェルテッドの最上級ラインで、後者は同じくハンドペインティングを採用するグッドイヤーのミドルライン。いっぽう、アントニオ氏が2003年に立ち上げたメッカリエッロは、染色済みの革を使いつつもハンドポリッシングによる仕上げを施すリーズナブルなグッドイヤーのラインとして再構築され、今春、日本に再上陸をした次第です。ちなみにグッドイヤー製法といはいえ、同社の場合、アウトステッチ(出し縫い)のみが機械縫いで、すくい縫いはハンドソーンという「九分仕立て」に近い製法。加えて、裁断や吊り込みも手作業であるなど、手仕事の比率が非常につくりとなっています。
その再登場第一弾の1モデルがドレッシーな6アイレット&控えめなパーフォレーションが個性的な、写真のストレートチップです。スタイリッシュな印象の木型「No.55」は丸みのある、いわゆるソフトスクエアトゥで、その先端が低く、ボールガースから履き口に至るスロープがやや険しい、イタリアらしいプロポーション。モダンなのですが、どこかクラシックな佇まいも感じさせるのはクラシコ・イタリアの街ナポリの伝統を受け継いでいるためでしょうか。製法はもちろんグッドイヤーですが、英国靴のような生真面目さとは異なる、イタリアらしい色気があって、かといってマッケイ靴のような華奢な雰囲気でもない、優美ながら堅牢さを感じさせる独特の雰囲気が魅力的です。
それにしてもイタイア製の、手仕事が大いに費やされたグッドイヤーシューズが、いまどきアンダー5万円とは正直、驚きました。日本での知名度はこれからというブランドではあるものの、このクォリティと価格なら、ほどなく人気ブランドの仲間入りをすることは間違いないでしょう。

文:山田 純貴 写真:猪又 直之

MECCARIELLO(メッカリエッロ)

アイテム:ストレートチップオックスフォード
モデル番号:26910
木型番号:55
製法:グッドイヤーウェルテッド(すくい縫いにはハンドソーン採用)
素材:アッパー/カーフ(ハンドポリッシング)、ソール/シングルレザーソール(ヒドゥンチャネル仕立て。ブランドエンブレム刻印あり)
カラー:ブラック、ダークワインの2色展開
製造国:イタリア
価格:4万8300円

お問い合わせ:

オークニジャパン
TEL.03-3874-0092

※この情報は、2010年5月14日(金)の情報です。