メンズシューズ

10.06.04 UPDATE

素足履きの心地よさが徹底追求された
パイル地ライナーの上品デッキシューズ

SANYO YAMACHO(三陽山長)

マリンプレッピー人気の今季、多くのブランドがデッキシューズを展開中ですが、なかでも三陽山長の、この「葉山」は注目に値します。というのも、この靴。ライニングにパイル地が使われているのです。デッキシューズはとりわけ素足履きが似合うスリッポンですが、アンラインド(内張りを施さない仕様のこと)のレザー製ですと、たとえシューズインソックを履いても革のニオイが足に移ってしまうことがあり、それゆえに素足履きをためらう人が少なくないのです。しかし「葉山」はパイル地ライナーでそうしたデメリットを解消。しかも、タオルなどに多用されている生地だけに、そのソフトな風合いが素足に大変心地よいのです。また、この生地が張られたインソック(中敷き)は取り出して水洗いOK。清潔に履き続けることができるのも嬉しいポイントです。ちなみに「葉山」は素材違いも含めた全8色展開で、パイル地にはいずれにも清涼感あるサックスブルーが採用されています。
ところで、ドレスシューズで見事な製靴技術を見せる三陽山長ですが、カジュアルながら、この「葉山」でも素晴らしい手仕事がうかがえます。それはモカやその両端のビーフロール、バックステイのキッカー(靴を脱ぐ際に、もう一方の足でここを踏んで脱ぎやすくするための部位)でのハンドソーンなのです。たとえばモカでは、それに沿って革に畝(うね)が現れていますが、これはひと針ごとにしっかりと糸絞めされている証拠。堅牢性を高めるための、手間を惜しまない仕事です。しかも、その太番手糸を白糸にすることで、手縫いの豊かな表情を強調してもいます。ちなみに写真のモデルは、手触り滑らかなネイビーヌバック×オリーブスエードのカラーコンビ。ライナーの色やホワイトソールと相まり、まさに“マリンリゾート”をイメージさせる爽やかで上品な色合いが好印象です。
軽く、反(かえ)りがよいという点でも足に優しい、このデッキシューズ。まだ、素足履き未経験という方にもお進めできる1足です。

文:山田 純貴 写真:猪又 直之

SANYO YAMACHO(三陽山長)

アイテム:デッキシューズ
モデル名:葉山
製法:モカシン×マッケイ
縫製:モカ、ビーフロール、キッカーにハンドソール採用
素材:アッパー/カウヌバック×カウスエード、ライナー/コットンパイル地(フルライニング)、インソックライナー/コットンパイル地×ウレタン(全敷きカップインソール・タイプ)
ソール:ホワイトラバーソール(デッキパターン。オープントラック仕様)
カラー:ネイビー×ブラウン、ネイビー×オレンジ、ネイビー×オリーブ(写真)、ベージュ×ネイビー、オレンジ×ネイビーの全5色展開
価格:1万9950円 ※同型・同価格でスムーズレザー製(ホワイト、ネイビー、トリコロールの3色展開)もあり

お問い合わせ:

三陽山長 銀座店 TEL.03-3563-7841
SANYO SHOKAI(C.R.室) TEL.0120-340-460
http://www.sanyoyamacho.com/
http://sanyo-i.jp/sanyoyamacho/

※この情報は、2010年6月4日(金)の情報です。