メンズシューズ

10.10.22 UPDATE

紳士を魅了し続けるカジュアルダブルモンクの
名品「ウィリアム」がみたび甦りました!

PARABOOT(パラブーツ)

傑作と謳われる定番靴はいろいろありますが、2つのブランドにまたがって展開された名靴というのは、これはちょっと珍しいのではないでしょうか? 今年7月にパラブーツが再発売したダブルモンク「ウィリアム」は、'90年代末頃に某ラグジュアリーシューズブランドのカジュアルコレクションの1モデルとしてパラブーツがOEM生産していたというユニークな前歴をもっています。筆者も当時、そのラグジュアリーブランドのオンリーショップでこの靴を目にし、ショップスタッフから「実はこれ、パラブーツが作ってるんですよ」と説明されたことを記憶しています。
その後、同コレクションの終了とともに生産中止となった「ウィリアム」ですが、非常に好評であったことを受け、2001年に東京・青山にパラブーツのオンリーショップがオープンした記念モデルとして、デザインや仕様が変更されることなく、パラブーツのネームで復活。入荷されるとすぐさま売り切れる人気ぶりであったにもかかわらず、アッパーに採用していたグレインレザーが入手困難な状況に見舞われた2年後、「品質が維持できない」との理由から再び生産終了の憂き目に。と、このような紆余曲折を経て、革の入荷状況が改善された今回、みたびの復活となった次第です。
それにしてブランド名を変え、なおかつ比較的短い年数の間に3度もリリースされたのですから、「ウィリアム」というモデルにはそれだけの魅力があるのでしょう。確かに、どちらかというとドレッシーであるはずのダブルモンクながら、その堂々たるフォルムや端正な表情のグレインレザー、古美調のピンバックルなどに、パラブーツ十八番のノルヴェイジャン製法が相まって、上質を心得る大人のためのカジュアルシューズに相応しい風格が備っていて、ある種のオーラさえ感じられるほど。それでいて、決して個性的になりすぎず、トレンドに左右されない普遍性もあり、それがまた魅力的なのです。ちなみに本底には、ブランドを代表する定番「ミカエル」などにも採用されている現行最古のオリジナルソール「マルシェU」ソールを採用。見た目はぶ厚くて無骨ですが優れた衝撃吸収性をもち、グリップ性や耐久性においても高い能力を発揮するコンフォタブルな傑作ラバーソールです。
さて、今季はモンクやダブルモンクが改めて注目されていると聞きます。いっぽう、ビジネススタイルのカジュアル化という傾向は変わることがありません。「トレンドに左右されない普遍性」などと先述しましたが、いっぽう、偶然ではありますが、もっかのトレンドにも合致している「ウィリアム」が"紳士たちが履いてみたくなるカジュアルシューズ"の筆頭にエントリーされるのも、これはもう当然のことなのでしょう。

文:山田 純貴 写真:猪又 直之

PARABOOT(パラブーツ)

アイテム:キャップトゥダブルモンクストラップシューズ
モデル名:WILLIAM(ウィリアム)
製法:ノルヴェイジャンウェルテッド製法
素材:アッパー/グレインレザー、ライナー/レザーライニング、ソール/オリジナルラバーソール「MARCHEU(マルシェU)」
カラー:ダークブラウン、グリーン、ボルドーの3色展開
製造国:フランス
価格:6万3000円

お問い合わせ:

パラブーツ青山店
TEL.03-5766-6688
http://www.paraboot.com/
http://paraboot-japan.com/
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※この情報は、2010年10月22日(金)の情報です。