メンズシューズ

11.01.07 UPDATE

見た目は本格でも、履き心地はスニーカー!
マウンテンブーツの入門編としてお薦めします

DIEMME(ディエッメ)

イタリアのシューメーカー、ディエッメ社はヴェネツィアの北約30km、ヴェネト州の古都トレヴィゾで1991年、デニスとマイコのディエッメ兄弟によって設立されました。背後にイタリア北東部の山岳地を控えているとあって古くから登山靴づくりが行われてきたこの地で、同社はその伝統を継承しつつ、本格登山靴メーカーとしてプロ登山家らに向けたマウンテンブーツを生産。また、スキーブーツ、消防士用ブーツなども手掛け、あるいはヨーロッパの名だたるブランドに製品供給するなどし、新進ながら実力派のシューファクトリーとして、その存在を確固たるものにしました。
そのディエッメ社が本格登山靴の生産ノウハウをベースに製作するファッショナブルなマウンテンブーツのブランド。それがディエッメです。木型は無骨な本格ブーツに比べてより細身で、甲が低めに調整されており、アウトソールにはラバーソールに加え、マウンテンブーツとしては異色のクレープソールなども導入。見た目にソフィスティケイトされ、履き心地もより軽快でクッション性に富んだものになっています。
さて、写真はそのディエッメの象徴的モデル「ロッチャベット」のニュータイプとなる「ニューロッチャベット」です。木型はよりシャープなセミロングノーズで、昨今のきれいめなカジュアルにも違和感なく合うようアレンジされています。また、写真のニューバージョンではアッパーに防水性と通気性に富む、伊エメドゥーエ社の上質オイルドレザーを使用。アウトソールはマウンテンブーツらしく伊ビブラム社のコマンドソールが採用されていますが、実はこれは「ガムライトソール」。見た目は本格ですが、手に持てば非常に柔らかく軽量なスポンジ系ソールであることがわかります。そしてこのコンフォタブルな底材が、クッショニングのカップインソールなどと相まることで、街中の硬いアスファルト上でもストレスのない歩行をもたらすのです。ちなみに製法は、これまた登山靴仕様のステッチダウンなのですが、ダブルステッチにすることで、より堅牢に仕立ててある点などにディエッメ社の真骨頂をかいま見る気がします。
ところで「マウンテンブーツを街履きしてみたいけれど、硬くて重いのがちょっと……」と躊躇されている靴好きは少なくないのではないでしょうか? フィールドではともかく、たしかにこうしたブーツを街靴として履くとなると少々覚悟がいります。が、本品は先述したように、見た目は本格的でも、履き心地はあくまで軽快。まるでスニーカーのような感覚でマウンテンブーツを楽しむことができます。ですから、山系スタイルのエントリーアイテムとしてまさにジャストですし、そうしたスタイルに親しんできた方にも、より気軽に親しめる普段靴としてお薦めできるのです。

文:山田 純貴 写真:猪又 直之

DIEMME(ディエッメ)

アイテム:マウンテンブーツ
モデル名:NEW ROCCIA VET(ニューロッチャベット)
製法:オールアラウンドダブルステッチダウン
素材:アッパー/伊エメドゥーエ社製オイルドレザー、ソール/伊ビブラム社製GUMMLIGHT SOLE(ガムライトソール)
カラー:オイルドレザー、スエード、ヌバックを含む12色展開
製造国:イタリア
価格:3万3600円

お問い合わせ:

リアルスコープ
TEL.045-290-3377
http://realscope-shoes.com/

※この情報は、2011年1月7日(金)の情報です。