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FLORSHEIM × DUCKIE BROWN × BROOKS BROTHERS ロングウィングチップ

フローシャイム×ダッキー ブラウン×ブルックス ブラザーズの
3社コラボによるホーウィンコードバン製ウィングチップ

フローシャイムは1892年、シカゴにてシグムンドとミルトンのフローシャイム親子が創設したシューズブランドです。その製品はアメトラの代表的存在と認知され、ことに'90年代、日本ではコブラヴァンプと通称されるスリッポンが高い人気を得ていました。ちなみに2002年以降、このブランドはウィスコンシン州ミルウォーキーにある靴の製造・販売の大手ウェイコグループの傘下にあります。また、ダッキー ブラウンはニューヨークで新進気鋭のメンズファッションブランドとして大変注目されている存在。ダニエル・シルバー氏とスティーブン・コックス氏のふたりがデザインを手掛け、職人の手仕事を重視した高いクォリティのクロージングなどを展開しています。
そしてブルックス ブラザーズ。1818年にヘンリー・サンズ・ブルックス氏によって創業された老舗であり、さまざまなマスターピースを生み出してきた、まさにアメリカンファッションの王道を行く名門です。これをお読みの方々の中にも、ブルックス ブラザーズに特別な想いをお持ちのアメトラファンが少なくないことでしょう。

写真のウィングチップは、この3者のコラボから誕生したもの。フローシャイムとブルックス ブラザーズの組み合わせには伝統的なものを感じますが、そこにダッキー ブラウンが加わっている点が意外です。しかし、以前から「フローシャイム バイ ダッキー ブラウン」なるブランドがあり、そこにブルックス ブラザーズが加わったというのが実際。ロングウィングチップ(ウィング両端がバックステイまで伸びているアメリカ伝統のダービー)もすでに「フローシャイム バイ ダッキー ブラウン」にカーフ製が存在しており、写真のバージョンはそれをコードバン製にしたものなのです。しかも本底を見れば、そこには「HORWEEN CORDVAN」の刻印が! そう、この靴のアッパーは米ホーウィン社のコードバンで、しかも「ウィスキー」と呼ばれるレアカラー。革の肌目が透けて見えるため、革質の良好な原皮からのみ製革可能とあって、生産量の少ないホーウィンコードバンの中でも、さらに希少とされています。それが使用できるのは、やはりブルックス ブラザーズとホーウィンとの長く深いつながりがあってのことなのかもしれません。

丸みを帯びた木型はいかにもフローシャイムらしく、ちょっと懐かしさが感じられるいっぽう、どこか洗練された印象があるのはダッキー ブラウンのデザインによる賜物でしょうか。今季はネイビーのジャケットスタイルが人気のようですが、そうした着こなしの足元にも、これはスマートにマッチ。しかも、風格ある存在感と美しいウィスキーコードバンの風合いが、紳士の足元をクラスアップしてくれるに違いありません。

FLORSHEIM × DUCKIE BROWN × BROOKS BROTHERS(フローシャイム×ダッキー ブラウン×ブルックス ブラザーズ) 
※予約完売につき参考商品(再入荷は未定)
製法/オールアラウンドグッドイヤーウェルテッド(リバースウェルト付き)、素材/アッパー 米ホーウィン社製シェルコードバン、ライナー パンチングレザー、ソール ダブルレザーソール(オープントラック仕立て)、カラー/ウィスキー
問:ブルックス ブラザーズ ジャパンTEL.03-3403-4990
http://www.brooksbrothers.co.jp/ http://www.duckiebrown.com/
※この情報は、2011年3月17日の情報です。

 

文:山田 純貴 写真:猪又 直之