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REGAL SHOE & CO.(リーガルシュー&カンパニー) タッセルローファー

お馴染みの定番タッセルスリッポンが、
絶妙レッドでこんなにモダンに!

 今では当たり前と思われることが、かつて人々に斬新であると受け止められていた。歴史にはそういうことが多々ありますが、リーガルというブランドにも、このことが当てはまるのではないでしょうか?
 今では多くの日本人が、質実剛健ながらデザインはベーシックとのイメージを抱いているであろうこのブランドのレザーシューズも、1960年代にはアイビースタイルを日本に持ち込み、それまでの男性のファッション概念を覆した「VAN」とのコラボモデルを展開するなど、それまえになかった当時の男性のアイコニックなファッションブランドとして認識されたのです。

 さて、今回注目するのは、昨年10月8日に渋谷のファイヤー通りにオープンした「リーガル シュー&カンパニー」です。「リーガル」のコンセプトストアとなるこちらは、同ブランドのスタンダードともいえる定番カジュアルモデル(現状7型)をもとに、これをよりモダンにモディファイした同店限定品を取り揃え、スニーカー感覚でカジュアルに、またフォーマルな場にも対応できるレザーシューズとしてのコーディネートを提案しつつ、若い層にも同ブランドのヘリテージを伝えていくというコンセプトストアなのです。
 写真はその1モデルで、パターンなどは1960年代にIVYスタイルのマストアイテムとしてデビューし、いまなおロングセラーであり続けるタッセルスリッポンなのですが、アッパーをダークレッドのガラスレザーとし、そこにホワイトステッチやレッドソールを組み合わせ、さらにライナーやソックライニングまでも鮮烈な赤にすることで、なんとも洗練された1足に仕上がっています。その発色が実に絶妙で、このサンプルを手にした筆者は思わず見入ってしまったほど。

 「伝統」と「モダン」が同店のキーワードとのことですが、このスリッポンを見れば、その2つが見事な結合を果たしていることが理解でき、ここから、50周年を機に自らの原点を見つめ直しつつ新しいスタンダードを創り出そうとしているリーガルの姿勢をうかがうことができました。
 ちなみに、このモデル。若い層を意識したものとはいえ、スタイルがベーシックであるだけに年齢問わず履くことができます。「赤は大胆すぎるだろう」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、鮮やかだけれどシブみのある発色なので決して悪目立ちせず、週末スタイルの効果的な差し色になってくれるのです。

REGAL SHOE & CO.(リーガルシュー&カンパニー)
品番/901S、製法/グッドイヤーウェルテッド(オールアラウンドステッチ仕様)、素材/アッパー キップガラス、ソール 合成ゴムソール、カラー/ダークレッド(写真)、ホワイトトリコロールの2色。他にスムースキップ×ホワイトタッセル×ホワイトウェッジソールのブラック、ネイビーもあり。 製造国/日本 各2万6250円
問:リーガル シュー&カンパニー TEL.03-5459-3135
http://www.shoeandco.jp/ http://www.regal.co.jp/
※この情報は、2011年3月28日の情報です。

 

文:山田 純貴 写真:猪又 直之