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PARABOOT(パラブーツ) ラヴァンドゥ

淡色スエード×ホワイトソールが足元を品よく、爽やかに演出するフレンチチャッカの最新作

今季は昨年にも増し、マリンルックなどのフレンチアイビーがカジュアルを席巻しています。靴においても、その体現者たるパラブーツ(1908年、靴職人レミー・リシャールポンヴェール氏が仏ヴォアロン地方に創設したリシャール・ポンヴェール社のハウスブランド)にいっそうの注目が集まっているのは必然であるといえましょう。

そのフレンチシューズの名門の今季モデルのひとつが、写真のスエード×ホワイトソールのチャッカブーツです。「ラヴァンドゥ」なるこのモデルは昨秋、すでにスムースレザータイプなどがお目見えしていますが、この春夏の一大トレンドであるスエードやホワイトソールの人気を受け、今回のバージョンがリリースされた模様です。

まず、スエードに注目してみましょう。手触りが心地よく、起毛の表情が美しいこの革。アンラインド(ライニングが施されていない仕様)であるため直接、目で確認できるのですが、これは銀面(スムース層の面)が切削されていない、いわゆる銀付きスエード。ですから、しなやかでありながら厚みがあり、コシが強く、耐久性にも富んでいます。また、最近は淡いトーンのスエードに人気が集まっていますが、写真のシャークブルーなどはパステル調の上品な発色で、これがステッチやシューレース、ソールの白と絶妙なコントラストとなり、靴全体を清涼、かつ清潔感ある印象に見せているのです。

そのソールは5mm厚の薄いタイプゆえに軽く、見た目も軽快で、しかも反(かえ)りがよく、クッション性に富んでいます。ちなみにリゾーティなブーツではありますが、トウに先芯が、ヒールカップに月型芯が備わっているので、つま先やかかとにしっかりフィット。履き込んでも、いたずらに型崩れすることがないのも嬉しいポイントです。

木型はスタイリッシュで、ややロングノーズ。トウや甲は低く、トップ(履き口)も低めに設定されていて、スポーティでありながら、どこか繊細な印象が感じられます。このあたりは質実剛健な英国系や、無骨な米国系のチャッカブーツとはひと味もふた味も違う、フレンチテイストの魅力といえるでしょう。洗練さと上質感があるので大人の足元にも品よくマッチ。週末カジュアルにはもちろん、リネンの紺ジャケにオフホワイトのチノといったリラックスした夏のビジネススタイルなどとも相性が良さそうです。

PARABOOT(パラブーツ) 3万9900円
コレクション名/モンタージュ・グッドイヤー・コレクション、モデル/LAVANDOU(ラヴァンドゥ)、製法/グッドイヤーウェルテッド、素材/アッパー スエード(銀付きタイプ)、ライナー アンラインド仕様、ソール/ホワイトラバーソール、カラー/ベージュ、ダークブラウン、インディゴブルー(写真)の3色展開、製造国/フランス 問:パラブーツ青山店 TEL.03-5766-6688 www.paraboot.com paraboot-japan.com
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※この情報は、2011年5月18日の情報です。

 

文:山田 純貴 写真:猪又 直之