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イタリア人はクロノグラフ好きとよく言われる。そんな彼らから絶大な人気と信頼を得ているのがエベラールである。同社のクロノグラフの開発の歴史は古く、1919年にシングルプッシュボタンを、1935年には2プッシュボタンのクロノグラフをそれぞれ発表している。じつは世界初の腕時計クロノグラフを開発した名門ブライトリングとほぼ同時期なのである。そんな技術力が高く評価され、イタリア海軍の将校用の腕時計として正式採用されている。その後も1939年にスプリットセコンド機能を備えたクロノグラフを発表。これはあまり知られていないが1921年には二重カバー式の防水腕時計も開発しているのだ。こうした歴史的背景を熟知したクロノグラフ好きがイタリアにはきっと多いのだろう。
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写真左が創業者ジョージ・エミール・エベラール。写真中央が1919年発表のシングルプッシュのクロノグラフ。右はイタリア海軍採用のクロノグラフ
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写真左が2001年発表の「クロノ4」右が2005年発表「テメラリオ」
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お問合せ:ダイヤモンド TEL.03-3831-0469
http://www.diamond.gr.jp/
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文:倉野 路凡
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創業時スイス、ラ・ショー・ド・フォンにあった工場(現在博物館)と内部
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最近では2001年のバーゼルフェアで話題を独占した「クロノ4(クアトロ)」が印象深い。インダイアルが真横に並んだ文字盤と、独創的な構造をもつムーブメントによって、エベラールの革新性を全世界にアピールしたのだ。 同社の魅力はそれだけにとどまらない。デカ厚時計ブームに火をつけたといわれる直径43mmの「トラベルセトロ」は、イタリアのウェルドレッサーたちがドレスシャツの袖口の上から装着するなど、ファッションアイテムとしてのアプローチも見せてくれた。1992年には、イタリアの伝説的カーレーサーの名に因んだ「タッツィオ・ヌボラーリ」を発表するなど、イタリアとやはり縁が深い。いずれにせよ独創性と革新性に満ちた実力派ブランドであるといえる。これからも時計史上に残るエポックメーキングな開発をきっとしてくれることだろう。
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写真左は「トラベルセトロ」右は1992年発表「タッツィオ・ヌボラーリ」
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イタリアの国民的英雄である伝説的カーレーサー「タッツィオ・ヌボラーリ」
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