ファッションをベースにした
独創的なフレームラインや色使い

テオは、1987年、ベルギー・アントワープでウィム・ソーメルスとパトリック・フートが興した眼鏡ブランドだ。ともに眼鏡店の経営者だった二人は、クリエイティブなデザインの眼鏡をつくるという共通の信念のもと事業をスタート。ブランド名はデザインを担当するパトリック・フートの「Hoet」の綴りを入れ替えて「THEO(テオ)」と命名された。一方のウィム・ソーメルは社長として経営を担当している。
そんなテオは2年後の1989年、初のコレクションを引っ下げて、パリのシルモ国際眼鏡見本市に乗り込み世界デビューを果たしたのだった。そこで展示した商品は、それまで主流であった単なる視力矯正具から、アクセサリーとしてファッション性を重視した独自のスタイルで、眼鏡界に新風を巻き起こしたのだった。

アントワープのテオ本社

デザインを担当するパトリック・フート(左)とウィム・ソーメル社長(右)。

当初、自由奔放な発想で生み出されたコレクションは、前衛的だと支持を集めていったが、次第に幅広い層にも注目されることとなった。妥協のないフレームライン、大胆な色使い、先端技術でつくられた確かな品質、ちょっぴりのユーモア、特に人の表情と眼鏡とのハーモニーを追及するパトリック・フートのデザインセンスは実に見事である。さらに2004年からサングラスに関してはファッションデザイナーのクリストフ・ブロイヒとのコラボレーションをスタートさせるなど、よりファッショナブルなスタイルを追及つづけているのだ。
テオがこだわるのは、感性を語る眼鏡づくりである。それはフレームをデザインすることばかりに気を取られず『かける人の個性を引き立てることを念頭にデザインし、それに必要な最新技術を取り入れながらつくり込む』というのがテオ流なのである。
"Theo loves you"というスローガンが反映されたテオの眼鏡は、そのフィロソフィーを共有できる厳選された眼鏡店のみで取り扱われている。その規模は世界50カ国におよび、世界中の洒落者たちを魅了し続けているのだ。