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暮らしのお店探訪- 第9回 ラ・タピシエール

美とエスプリを織る室内装飾

高級傘の持ち手や、上質なポーチ、またキーホルダーの飾りとして、ここ最近ようやく日本でも認知度の上がって来たタッセル。それでもヨーロッパの街や日常いたる所に、美しく仕立ての良い、タッセルやカーテン生地など素晴らしい室内装飾品を豊富に取り揃えた専門店があることをご存知の方には、もの足りないと感じている方も多いのではないでしょうか? そんな方に是非ともご紹介したいのが、ラ・タピシエール。隠れ家のような小さなスペースに綺麗な色とりどりのタッセルがあふれんばかりのここは、日本? と目を疑うほど。しかも、その場所は銀座・並木通り3丁目の角にある箸屋「夏野」に入ってすぐの階段を地下へ降りて行かなければ辿り着けません。
オーナーは、英国留学の経験を持つ幼馴染みの女性ふたり。小幡順子さんはカーテンのデザイン、制作、椅子の張替えなど布を用いた室内装飾(タピシエ)を、松丸満美さんはフラワースクールやウエディングのプロデュースをされています。エレガントなタッセルに魅せられて、日本にタッセルとカーテンの専門店を開きたいと願い、その夢を実現されました。現在タッセルは、フランス、イギリス、アメリカのブランドを取り扱い、今後さらにその展開を増やし、世界各地のタッセルを揃えたいとのことです。

ヨーロッパではカーテンに大きなタッセル、部屋のチェストの鍵には同じデザインのミニサイズのものを揃える習慣があるとのこと。ラ・タピシエールの店内でも、同デザインのタッセルの大小が豊富に揃います。繊細なシルクのタッセルは飾るだけで上品な印象に。小さいサイズのタッセルは、鍵やドアノブ、棚やクッションの他、ティーポットや香水、扇子、バッグにと用途は尽きません。長財布などにつけてクラッチバッグのような装いに。さらに、プレゼントのラッピングの飾りに添えてみても素敵です。

オーダーカーテンのためのヨーロッパの美しい生地・ブレード見本もあり、アンティークの家具、たとえば椅子の張替えなどのオーダーも受け付けています。ご自宅で愛用のアンティーク椅子の布張りがすっかりくたびれ、素敵な生地に張り替えたいけど何処で? とお悩みの方も、ラ・タピシエールを紹介されて来たと喜んでお直しされる方も多くいらっしゃるそうです。
また、ヨーロッパブランドの余り生地も販売されています。カルトナージュとして活用するなどオープン以来人気の品だとか。1メートル5000円くらいのものから、高いもので3万円くらいのものまで。オーナーのセレクトした美しい生地が使いやすい大きさにカットして売られています。
その他、生地と同じブランド、ピエールフレイのペーパーナプキンや、イギリスではお馴染みの布製のメモボード、オリジナルのポーチやサシェ、小物入れなども揃います。季節や気持ちのリセットにお部屋の模様替えを思い立ったら、まずは、タピシエの宝庫、ラ・タピシエールの階段を降りてみて下さい。たった1つタッセルが、あなたの暮らしを変えるかも知れません。

ラ・タピシエール
〒104-0061
東京都中央区銀座3-2-13 銀座夏野 RビルB1
TEL.03-3561-1025
営業時間 11:00〜20:00(月〜土)、11:00〜19:00(日、祝)
http://www.latapissiere.com/

写真:猪又 直之 2011.03.17 UPDATE