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フェイシャル インデックス ニューヨークは「普遍的なデザインと機能が高次元で融合したアイウェア」として2005年春に誕生しました。5種類のラインナップがあり、今回はその中からH-SERIES(バッファローホーンシリーズ)を紹介します。
バッファローホーンとは、文字どおり水牛の角のこと。だが、メガネのフレームに使われているのは西部劇などでおなじみのバッファローではなく、東南アジアなどで家畜として飼われ、農地の耕作などで活躍している水牛です。なかでも西インドやネパールで産するババラスアルニという品種の角からは独占的にメガネフレームが生産されています。この水牛の角は大きいものだと2メートル近くもありますが、メガネフレームに使われるのは根元に近いところで、芯のある部分を縦にカットして1枚の厚い板にします。
ババラスアルニのほかには、南アフリカのロングホーン牛の角もメガネフレームに使われますが、いずれも野生ではなく、家畜として飼われているものです。なぜなら、野生の水牛の角はひび割れていたり、傷付いていたりしてメガネフレームには使えないからです。したがって、バッファローホーンは絶滅危惧種の取引を禁止するワシントン条約の対象にはなっていません。
メガネフレームは板状にカットされた1枚のバッファローホーンから削り出します。フレームの形状、色、柄の筋目などを決定した上で、最初にフロントの内側を削り出し、次に外側を削ります。ここまでは専用の機械なども使いますが、この先は熟練職人の手作業で進めることになります。目指す形状になるまで削り、研ぎ、磨きを繰り返すわけです。ですから、バッファローホーンは自然の色や筋目が活かされているだけでなく、形状も微妙に異なっている、まさしく世界にひとつだけのメガネフレームなのです。
フレームがほぼ出来上がったら、フロントとテンプルをつなぐ丁番を埋め込みます。フレームを成形する過程で作られたドリル穴に押し込んでいきますが、このとき熱を加えながら寸部の狂いもないように加工しなければなりません。また、丁番には開閉の伸縮性を持たせたドイツ製の高品質のものが使われます。バッファローホーンは硬く、セルロイドやメタルのような柔軟性がないためです。
バッファローホーンにバネ性を出すために、非常に薄い板状のホーンを張り合わせたものもありますが、フェイシャルインデックスニューヨークではすべて1枚の厚い板から削り出したものだけを製作しています。価格はやや高めになりますが、強度でも耐久性でもこちらのほうが優れていることは言うまでもありません。
なお、バッファローホーンフレームはドイツ製品が最も優れているといわれています。かつてはヨーロッパ各地でバッファローンを使った生活用品や工芸品などが作られていましたが、その伝統技術がドイツのクラフトマンシップに受け継がれているからです。
また天然素材であることから、アレルギーフリーであることもバッファローホーンフレームの優れているところです。ぜひ一度、実際に手にとって、そのよさを実感してみてください。
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