![]() ![]() ![]() ![]() 創業者レミー・アレクシス・リチャード氏 靴の工業生産が発展しつつあった20世紀初め頃のことです。日々、靴用の革の裁断作業に勤しんでいた青年レミー・アレクシス・リチャード氏(1878〜1945年)は一念発起し、独立を決意をしました。そしてフランス中東部の小さな工業都市イゾーにオーダー靴門の工房を開設。今からちょうど100年前の、この1908年がパラブーツの事始めとなりました。
フランス、イゾーにあるパラブーツのメインファクトリー。オリジナルの底材はここで生産されている。 こうした経緯から、リシャールポンヴェール社は現在でも自社でラバーソールを製造。世界中にあまたある革靴メーカーのなかで、ラバーソールを完全自社生産しているのは、実は同社だけなのです。しかもパラブーツのラバーソールは、いずれもクッション性や屈曲性に富み、しかし摩耗しにくいう特性を持つのみならず、天然素材ゆえに非常にエコロジカルな底材でもあるのです。加えて、ほとんどの製品にノルヴェイジャンウェルト製法、またはグッドイヤーウェルト製法を採用しているので、たとえ靴底が摩耗しても、何度でもオールソールの張り替えが可能です。またアッパーにも良質な素材が使われ、デザインにも普遍性があるため、末長く愛用することができるわけです。早い話、パラブーツの靴は年齢を問わず、流行に流されず、さまざまなシーンや着こなしに無理なくマッチする、真の"一生靴"なのです。 ![]() 取材・文:山田 純貴 人物写真:新城 孝 |




