確かなクオリティと旬なスタイルが融合した“次世代ヤンコ”に注目を!

スペインの実力派ファクトリーブランド、ヤンコの動向が気になる。
ながらく英国調のドレス靴ひと筋で展開されてきたけれど、最近はロングノーズのモダンなタイプが続々登場。
カジュアルなモデルも日本に本格導入され、ラインアップの幅がグンと拡がってきたのだ。
そこで、ここではそうした"次世代ヤンコ"の中から、boqが厳選した要注目の3モデルをご紹介。
いずれも旬な着こなしとも違和感なくマッチし、末長く履ける魅力靴である。

サイドモンク&サイドエラスティックシューズ「114196」
面倒なストラップ調整を無用にしたサイドモンクスリッポン

日本企画による新作で、ヤンコ初のサイドモンクストラップだ。とはいえ、実はこれ、インサイドにエラスティックが縫い付けてあり、ストラップの取り外しをせずに脱ぎ履きができる、サイドモンクとエラスティックスリッポンの両機能を併せもつユニークなモデルなのだ。たしかに洒落度の高いサイドモンクは魅力的だが、脱ぎ履きが面倒で、それゆえに購入を躊躇する人が少なくないが、この靴ならそうした問題がクリアされ、誰もが気軽にサイドモンクを履きこなすことができるのだ。木型には新定番の「777-10」を採用。これは伊勢丹別注の木型を改良したもので、品よく伸びたノーズラインのスクエアトゥや、丸みを帯びつつも垂直に屹立したサイドウォールが特徴である。グッドイヤーウェルテッド製法。ヒドゥンチャネル仕立てのシングルレザーソールで、ピンバックルはニッケル製。2色展開で、ブラックには仏アノネイ社製「ヴォカルー」カーフを、ライトブラウンには仏デュプイ社製カーフを使用。5万400円。

インサイドのエラスティック部分。レザースリットの裏側に縫合されたゴアベルトの伸縮により、ストラップの調整をせず脱ぎ履きできるのだ。

ストレートチップダービーシューズ「14202」
モダンだが、控えめシャープなフォルム&デザインが品よし

セミカジュアルな外羽根式のストレートチップで、新木型「915-F」を採用。チゼルトゥ独特の傾斜を見せつつも全体に丸みを帯び、その傾斜の上にはエッグトゥのようなふくらみもある独特のトゥは角度によって異なる表情を見せる。また、小ぶりのヒールカップは日本人の踵(かかと)にフィットしやすく、絞り込まれたウエストは歩行中の土踏まずを快適にサポートする。デザインではクラシックをベースにしながらも、パーフォレーションの小穴を小ぶりにするなどし、控えめな華やぎを表現。ジャケット&パンツスタイルなどの足元を品よく見せてくれること請け合いだ。グッドイヤーウェルテッド製法で、ソールはスペイン製レザー使用のヒドゥンチャネル仕立て。カラーは3色展開で、ブラックには仏アノネイ社製「ヴォカルー」カーフを、ライトブラウンとダークブラウンには仏デュプイ社製カーフを使用している。5万400円。

トゥを真横から見ると、チゼルトゥらしい直線的傾斜があり、しかもその頂きがエッグトゥのようにふくらみを帯びているのがわかる。

タッセルスリッポンシューズ「124654」
休日の足元にエレガント&リラクシングを演出してくれます

日本ではグッドイヤー製法のドレス靴ブランドとのイメージが強いヤンコだが、本国ではマッケイ製法やセメント製法による靴も多数展開している。写真もそうした靴の一作で、マッケイ製法のタッセルスリッポンである。採用のシングルレザーソールはオープントラック(本底のアウトステッチとチャネルをドブ伏せせず、そのまま見せる仕様のこと)のトップキウゾ(限界まで削り込まれたコバ仕様のこと)で、極薄ゆえ、アッパーのスペイン産カーフの柔らかさと相まり、この靴を非常に反(かえ)りのよいものにしている。しかも、ソール全体がプレート形状であるため、歩行時の着地や蹴り出しもスムーズだ。すくい縫いによるモカのラインも美しい、このスリッポン。素足で履いても、足元を品よく見せてくれるドレッシーかつカジュアルな休日の1足である。ブラック、ホワイト、ダークブラウンの3色展開。3万9900万円。

この極薄レザーソールはちょうど皿のような形状になっており、それゆえ、反りのよさと相まって素足履きでもソフトで滑らかな歩行が可能なのだ。

問:ヤンコ神宮前店 TEL.03-5775-7475 ヤンコジャパン TEL.03-5775-4530
http://www.yanko.co.jp/
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文:山田 純貴 写真:綿屋 修一